痛々しい思い出のひとつやふたつは誰もが抱えているだろう。思い出は後遺症のように、形なく体を蝕んでゆく。本作品は、胸が締め上げられるような思いすら大切にしたいMARIA FUKAGAWAの思いが投影されている。まるで割れたガラスを集めるように、壊れ物を扱うように歌いあげる声を、バンドが優しく支える。世界観や情景を受け取る側に委ねた、繊細で文学的な歌詞が美しい一曲。
MARIA FUKAGAWA
MARIA FUKAGAWA
1991年8月12日生まれ。O型。国分寺市出身。 東京生まれ東京育ちのアメリカ人ハーフ。 ひとりっこのインドア派で花嫁修行を極めたなでしこ女子。 POPとSOULが融合したサウンドへのアプローチが多方面から高評価を受ける。 決められた枠にはまらない音楽はボーダレスに人を踊らせ 彼女ならではの世界観で描かれた歌詞が鋭くも優しく心を掴む。 感情を生々しく感じさせる歌唱力、全てを自己プロデュースする豊かな才能に 魅了されるリスナーが確かな足取りで増加している