サイダーの泡を思わせるファジーギターの中を疾走するアップテンポなナンバー。Pains of Being Pure at Heartを意識して製作されたという本作は、インディーポップ的なサウンド、楽曲構成と邦楽らしいポップなメロディーを見事に合わせた、どこか懐かしくも新しい、聴くたびにさまざまな顔を見せる楽曲だ。The Otalsが持ち味とする男女ボーカルの強みと、多重コーラス、そしてビッグマフサウンドを余すことなく楽しめる。ジュブナイル感満載の楽曲と、素朴な後悔が胸を震わせる、夏の最後の1日のようなインディーシューゲイズ珠玉の一曲。
Blue Moon Garage
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