幽体コミュニケーションズ初のミニアルバム『巡礼する季語』では、全ての曲にいずれかの季節の要素が編み込まれており、音源集を通して聴くことで春夏秋冬を順に巡ることができるようになっている。サウンド面では、ドラムンベースやヒップホップ的なアレンジでリズムグルーヴへのアプローチを強化する一方、アンビエントかつ映像的な音世界を深化させるなど、全方位的な展開の仕方を見せている。 文脈を横断するコラージュ感覚溢れるトラックに、ラップのグルーヴを咀嚼したpayaと流線的ないししの歌唱、吉居大輝による変幻自在のギタープレイが折り重なることによって映し出される音世界を体感することができる音源集になっている。
幽体コミュニケーションズ
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