祈りの糸

黒木ちひろ

祈りの糸は、東日本大震災の直後に書いた曲だ。
黒木ちひろは、惨事の中にいる人に対して「がんばろう」「希望はある」という言葉を、到底口にすることはできなかった。津波にのまれ何かにしがみ付くしかない物理的な生死の境、生き延びた先に待つ極限の絶望。救いのない中で救いを歌うとしたら、それでも今を生きる人と人との繋がりしかなかった。心の一番痛いところに寄り添えるように歌ったのが、祈りの糸である。
その後10年以上歌い続けているが、いつも「二度と希望を抱けない程の悲劇」を想い出す。今では、東日本大震災に限らず、喪失や絶望の中にいる人に生きていて欲しいと思い「離さないで」と、歌っている。

ストリーミング

ダウンロード

プロモーション

黒木ちひろ

神奈川県茅ヶ崎市出身のシンガー・ソングライター。
アコースティックギターに加えてループギター、サンプラー、ピアノ、ハーモニカ等、さまざまな楽器を扱う。そのため、たったひとりでステージに上がっても、バンドで演奏しているかのような分厚い音を出す。
黒木ちひろしか書くことができない言葉で、音楽に救われた者にだけ鳴らすことができる音を鳴らし、生き延びるための音楽を奏でる。
彼女の音楽は、祈りに似ている。

chihirokuroki.paradeartist.com