短編画廊のニューシングル、『もうじき空が鳴る』。一聴で耳に残るギターリフに、食らいつくようなピアノフレーズ。疾走感のあるドラム、遠吠えのようなギターソロと、全パートが暴れ回り聴きごたえのあるアレンジがなされている。これまでのエモーショナルな曲調とはひと味違う、殻を破った攻撃的な作品だ。これまでの楽曲は美しい情景をテーマに作られていたが、今作では悩み・葛藤などの人間くさい部分に焦点を当て、嵐の前のイメージと重ねて作られた。犠牲にしたもの、失いたくないもに動かされて今の人生がある。選んだ選択が正しいのか葛藤もするけれど、前に進んで行きたいという思いが込められている。
短編画廊
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『美術館のような美しい音楽をあなたに。』 柴田捷(Gt.Vo.)、伊藤希々花(Ba.)、山崎朱音(Key.)から成るロックバンド。2021年9月京都にて結成。 美術館で印象派の絵画を見たことをきっかけにインスピレーションを受け、曲を作り始める。幻想的で美しい楽曲に、文学的な歌詞が重なる。音楽の枠に留まらず、総合的なアートとして表現する。 演奏性の高い繊細な旋律から轟音のように響き渡るサウンドまで、ジャンルを超えて独自のスタイルを追求し、まるで複数の芸術作品を観ているかのような世界観を演出する。