これまでのR&Bやファンク、ヒップホップなどさまざまなジャンルを融合したスムースなグルーヴが特徴的な、自身の掲げる“ネオ・サーフミュージック”の流れのまま進むのかと思いきや、間奏では1960年代後半~70年代を思わせるブルーズ/サイケデリックロックの重厚なグルーヴが顔を出す。 当時のヒッピーたちがサーフボードやワゴン車にカラフルで酩酊感のあるアートを施し、真の自由を求めて自然へと回帰したように、自らのオリジナリティ/ミクスチャー感覚を塗り替えた。 そんな進化的なサウンドともに、4月という始まりの季節を祝福するような歌詞が響く。
UEBO
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千葉県出身のシンガーソングライター、俳優。作詞作曲に加えトラックメイク/アレンジも自ら手掛ける。 “ネオ・サーフミュージック”をテーマに掲げた、オーセンティックなサーフミュージックはもちろん、フォークやロック、レゲエからコンテンポラリーなR&B/ヒップホップまで、年代もジャンルも自由に往来する、独自のレイドバックしたミクスチャー感覚は唯一。ソフトなタッチだからこそ耳に残るメロディーとボーカルとともに生み出される楽曲群は、ときに日常の生活や景色や溶け込み、ときに日々の喧騒から静かな砂浜へと誘ってくれるよう。