目の前を過ぎ去って行った夏祭りのような、暑さ、気だるさ、なんとなく感じる哀愁。賑わいがどこか人ごとのように思えて、入れないような気持ちのゆらぎ。 かくれんぼ、という遊びの楽しかった記憶と、誰も見つけてくれなかったらどうしようという不安と、大人になった自分や大事な人がふとしたきっかけで「かくれて」しまうかもしれない不安に重ねた。 鍵盤ハーモニカのレトロ感、土や夏の風の香り、80年代を思わせるシンセとコンテンポラリーなデジタル音色も織り混ぜることで幻想とお祭りのようなサウンド感、懐かしさと狂気を表した。
tuvera covera records
tuvera covera records
シンガーソングライター横沢ローラとピアニスト工藤拓人の変則ポップスユニット。リズム、言葉遊びや、宮沢賢治をはじめ寓話的な物語を取り入れた詞の世界観と、クラシック印象派やジャズ、ポップスも融合した摩訶不思議でクセのある音楽を作る。ライブでは、2人のデュオやジャズカルテット、弦楽四重奏や管楽器の編曲も加えた11人編成まで幅広いスタイルで演奏する。