夜明け前の最も暗い時間。 朝日と共に地面に足をつけて働く人間の営み。 どれだけ昨日が悲劇でも、今日はまた訪れる。 僕らは俗世間にまみれ、煩悩にまみれて生きる。 今日はやがて、夕暮れを迎え入れ、 夕暮れは、最も近い未来を予言する。 「夜の引き際」から「日々の彼方」へ。 周り、巡る、宇宙と地球の営みの中で、愚かで尊い人間として、僕らは生きる。 まっさらな、明日へ。
ヤマカワタカヒロ