怖いものや、嫌いなもの、忘れたいものは日によって、人によって違えど、誰しもあることだと思う。 また、そういったものは結局、瘡蓋が痛みも忘れるほどに和らいだ頃に剥がれ落ちていくように、心が安定した頃に落ち着くのだと思う。場合によっては、多少の跡を残して。 そう思えるだけで、人は救われる。少なくとも僕は、そう思うと今が少し楽である。だからこの歌を書いた。
お風呂と街灯