腹を満たす調子はずれのお祭り。たぶらかされた言語と寝かされたままの聴覚。頭に浮かぶ鯉のぼりと競争。鳥獣は同じ、記憶を失う。同じ記憶を失う。すかさず、その使用権を譲渡。求めるのは業。燭台に火をともして石を蹴り上げる。 コツンと頭部にぶつかる。CO2,CO2 呼吸を整えて一斉にさけぶ。「意識的な選択には苦渋がつきもの」、褒めて振る舞うことで均衡を保つ彼女に私がしてやれること。"地の塩"は蒸発しやがて目が覚める。(トラック07 「石ころの悲願」より)
auly mosquito
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アーティスト。詩/ 音楽/ 映像/ デザイン、その出力方法は多岐にわたる。ある日、祖父に「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉と人間の存在意義を考え始める。日々、思考を重ね芸術の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に惹かれる。結果、芸術コミュニティ「auly mosquito」を主宰する。