桜は散り、鳥は鳴き、風は静まる。 シャボン玉を空に飛ばした。 キャッキャッと手を叩く娘、屋根まで届くことはなかった。 カルロス・サンタナのアルバム「キャラバンサライ」のジャケットには陽を受けて砂漠を歩くラクダの隊商がいた。 あたたかな春、きれいな夜に呼応するように演奏は続き、船が広大な海を旅するように33回転のLPは廻りつづける。
auly mosquito
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アーティスト。詩/ 音楽/ 映像/ デザイン、その出力方法は多岐にわたる。ある日、祖父に「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉と人間の存在意義を考え始める。日々、思考を重ね芸術の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に惹かれる。結果、芸術コミュニティ「auly mosquito」を主宰する。