オーセンティックなソウルやフォークの甘い香りが漂う、王道のリズムやアコースティックギター、素朴で優しいエレクトリックピアノや歌声の響き。しかしただスムースでリラクシンなだけではなく、終盤に向かってエモーショナルなアクセントを加えるエレキギター、希望とも諦念とも取れる生々しい歌詞が、“自分らしさ”という少なからず誰もが意識したことのある人生のテーマとシンクロする。日常を彩るBGMでもあり、疲れた心を癒す清涼剤でもあり、生きることについて考える起点にもなり得る、シンプルながらも多面的な魅力を持ったUEBOらしいポップソングだ。
UEBO
UEBO
千葉県出身のシンガーソングライター、俳優。作詞作曲に加えトラックメイク/アレンジも自ら手掛ける。 “ネオ・サーフミュージック”をテーマに掲げた、オーセンティックなサーフミュージックはもちろん、フォークやロック、レゲエからコンテンポラリーなR&B/ヒップホップまで、年代もジャンルも自由に往来する、独自のレイドバックしたミクスチャー感覚は唯一。ソフトなタッチだからこそ耳に残るメロディーとボーカルとともに生み出される楽曲群は、ときに日常の生活や景色や溶け込み、ときに日々の喧騒から静かな砂浜へと誘ってくれるよう。