バンドの枠を超えた活動をするアーティスト、aiverがヴァーチャルな建築空間/映像/音楽を相互に関係させた作品『6 rooms』より新曲「012」をリリース。今作は、連続的に価値を加算することに美徳がある、という幻想を抱いて現代社会を生きる実存を描いている。また社会を進展させるための“0-1”と個人の成熟のための“0-1”とのコンフリクトによって、現代的な価値観が砕ける諸相が楽曲には込められている。コラージュ的な手法で多種多様なサウンドを編み込み、想像超える実験的なエレクトロニックミュージックとしてその想いを表現。まさにディストピアといえる過剰なエディットを加えた新感覚な電子音に思いを馳せる。
aiver
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2017年に結成したバンド。AIやVR、ブロックチェーン、ジェネレイティヴ・アートといった先端技術の見識を持つメンバーを抱え、それを活かしたサウンドやヴィジュアル表現を行うバンドの枠を超えたアーティスト集団。いままでにアルスエレクトロニカや文化庁メディア芸術祭などでの展示経験がある脇田玲や、ライブ・コーディングの第一人者である田所淳といった一流クリエイターたちとの共演を果たす。 音楽性もジャンルを超越し、アンビエントやインダストリアルなどのエレクトロニックサウンドをベースに、Sci-Fiで退廃的な音楽を特徴とする。