蒲公英

黒木ちひろ

黒木ちひろのデジタルシングルがリリースされた。
鋭角的なリズムと粘度の強いヴォイスが、同じトラックに収まっている不思議な感覚に襲われる。
黒木ちひろは『終わり』を書くことが多い。優しい終わり、悲しい終わり…蒲公英は退廃的な終わりをスタイリッシュに書いた。本来は冬を越えまた春に咲く。しかしもちろん命の終わりもある。来春を迎えない年の冬の蒲公英。終わることを意識した女性が、その直前にもう一度光りたいと、思わせぶりに最後の大人の恋を楽しむイメージが重なる。
なぜ『たんぽぽ』ではなく『蒲公英』なのか?
「冬を 越える気も無くした」のはなぜか?
想像が掻き立てられる、意欲的なTUNEである。

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黒木ちひろ

神奈川県茅ヶ崎市出身のシンガー・ソングライター。
アコースティックギターに加えてループギター、サンプラー、ピアノ、ハーモニカ等、さまざまな楽器を扱う。そのため、たったひとりでステージに上がっても、バンドで演奏しているかのような分厚い音を出す。
黒木ちひろしか書くことができない言葉で、音楽に救われた者にだけ鳴らすことができる音を鳴らし、生き延びるための音楽を奏でる。
彼女の音楽は、祈りに似ている。

chihirokuroki.paradeartist.com