ミックスダウン完了

昨日、クアルテートリプリの新作「Show Must Go On」の

ミックスダウンが完了いたしました。

 

思えば昨年5月にはじまったレコーディングでした。

8か月間、ぼくの主な役目は終了。

 

今日はwaveファイルを整理したり、

テストCDを焼いて、最終確認。

 

やれることはやったと思う。

自分たちに出来ることは。

 

本来、レコーディングってプロに任せる方が良いと思います。

本気の作品を出すなら、自作のフルアルバムを出すより

お金も時間もかけて渾身の1曲を出す方が価値があります。

 

昨年6月の段階ではそう思って、

実際に懇意にしているエンジニアの方に

1曲テストミックスして頂いたりもしたんだけど

 

どうしても自分たちの納得できる音になりませんでした。

自分たちの脳内では完全に完成した状態で再生している音。

それをエンジニアの方に伝えることができず、

エンジニアの方には本当にご迷惑をかけ続けました。

 

結局、自分でやることに決めたミックスダウン。

お手本のないバンド編成に困難を極めました。

 

ぼくの稚拙なミックスに、具体的な音源と数値で

本当に貴重なアドバイスを送り続けて頂いて、

その方には一生ご恩を忘れることができないです。

 

自分らの限られた環境と、未熟な技術で行けるところまでは

行ったと思います。

 

当然ですが、最高の才能と機材や技術を持った人々が集まって

作られている名盤と比べれるものではありません。

名盤は多数の才能が集まって音にも技術にも、

ふんだんにお金もかかっています。

 

有名なアーティストに限らず、レベルの高いインディやぼくの友達も

給料の何ヵ月分ものお金をつぎ込んでクォリティの高い作品を

作っています。やっぱりそれだけのお金をかけるだけの

情熱と気合がそそがれているって思う。

 

今回の作品はジャケットもひとみっちによる自作だし本当に手作り。

 

ですが、東京の三ツ星レストランのようなことは出来なくても

ここでしか食べれないご当地B級グルメまではこれたかな。

一流のスタジオでは逆に絶対に作れなかった作品と思います。

 

ぼくらは自分の音に対するこだわりに予算ではなく手間と時間をかけた。

 

今後、さらに良い物を作ってバンドが次のステージにいくためには

もう自分たちでエンジニアリングをすることはないかもしれないけど

 

限界までやった!と思えずに次に行くことは出来なかったかな。

 

とにもかくにも、おつかれ自分。

 

PS

録音が終わると同時にVS専用のCDドライブが死にました。

前のバンドが終わったときに、その時のメインギターが

ぶっ壊れた(ネック曲がってフレットが浮いたり、電気系全滅)

の思い出しました。

役目を終了したんだろうな。

楽器ってそういうところありますよね。

多分人間もかな?

 

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