『ユ』 ハイパーポップ的な音使いや文脈を切断して再構築するコラージュ的な要素を引き連れながらも、イエローなポップスとしてのキャッチーさをもって走り抜けていく。絶えず変形しながら展開していくアバンギャルドなこの楽曲はそのまま、幽体コミュニケーションズの特異な生態を表している。 『ユ』は落語家である立川吉笑の真打昇進をかけた公演に際し書き下ろされた楽曲であり、表現の可能性に触れる歌詞の内容が落語家としての立川吉笑の在り方と共振する。
幽体コミュニケーションズ