一緒に笑ったともだちも 教えてくれた先生も 大切な仲間もみんないなくなっちゃった。 お願い。ひとりにしないで。ボクを置いていかないでよ。 「エマ、大丈夫だよ。わたしが見えなくても、一緒にいるから!」 声が聞こえる。 『ねぇ、ボク。決めてよ。ボクを殺さなきゃ、キミであるボクは消えちゃうよ?』 銃を握る手がぐちゃぐちゃに汗まみれになる。 エイムだって、合うとは限らない。 それでも、ボクを信じてくれたみんなをボクも信じたい。 今まで逸らしてきた目を、見ないようにしてきた景色を開いた。 ボクの希望は、ボクが決める。
DJ KANADEN
DJ KANADEN