東京の宅録音楽家Vacant Waveの通算7枚目のフルアルバム。 前作までと比べて削ぎ落としたアレンジが目立つ今作は、変則チューニングのエレキギター弾き語りleave me aloneで幕を開け、ベーシストとして活動しているpaddy isleにも通じるようなエフェクティブなインディポップsend me a postcard、東京のディストピア感がテーマでヴェルヴェットアンダーグラウンドの気配もあるmorning haze、唐突なガレージロックnever show you、宅録初期のようなテイストに仕上げた5月の晴れた午後になど全8曲を収録。今まで以上に多種多様なテーマで製作された意欲作。
Vacant Wave
Vacant Wave
2019年より前身バンドメンバーと共に活動開始。1st Album『Jaine』リリース後よりソロプロジェクト化。2021年以降はハイペースでリリースを重ねており、音源のリリースのみの活動ながらバンドサウンドから弾き語り、打ち込みを多様したエレクトロポップまで幅広いジャンルを取り入れたローファイな"bedroom jangle pop"を展開している。 またサイケデリックポップバンドpaddy isleのベーシストとしても活動中。