三分強のうち二分がイントロ。その演奏部分を味わってほしいです。それぞれの楽器の「間」がポイント。純白のベールのような幻想的で美しい朝の光の中に、どこか憂鬱さがつきまとう雰囲気を表現しています。夜のせいで朝があるから、夜に気づかなければ朝は来ないんじゃないか、でも朝が来るか来ないかは太陽が決めるから、後悔ばかりの朝に捕まってしまう。それがこの曲で言う朝です。そういう日を繰り返した後、世の果てに絶望して死んでいくか、新たな目的地を探そうと腹を括るか、それはその人次第です。
短編画廊
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『美術館のような美しい音楽をあなたに。』 柴田捷(Gt.Vo.)、伊藤希々花(Ba.)、山崎朱音(Key.)、松浦美音(Dr.)から成るロックバンド。2021年9月京都にて結成。 美術館で印象派の絵画を見たことをきっかけにインスピレーションを受け、曲を作り始める。幻想的で美しい楽曲に、文学的な歌詞が重なる。音楽の枠に留まらず、総合的なアートとして表現する。 演奏性の高い繊細な旋律から轟音のように響き渡るサウンドまで、ジャンルを超えて独自のスタイルを追求し、まるで複数の芸術作品を観ているかのような世界観を演出する。