焦燥感や虚無感というネガティヴな感情を包み込むような「Veranda」に続き、UEBOが今回歌ったテーマは“コロナ禍によって失われた本来の日常”。こちらもまた、ただ現状を嘆くでも、逆に底抜けに楽しむでもなく、まさに自身の掲げる“ネオサーフミュージック”という言葉がぴったりハマる、絶妙なレイドバックサウンドとソフトタッチのヴォーカルが、目の前の景色にそっとあかりを灯してくれる曲に。そのグルーヴの一翼を担うベーシストにはNeighbors ComplainからKASHが参加している。
UEBO
UEBO
千葉県出身のシンガーソングライター、俳優。作詞作曲に加えトラックメイク/アレンジも自ら手掛ける。 “ネオ・サーフミュージック”をテーマに掲げた、オーセンティックなサーフミュージックはもちろん、フォークやロック、レゲエからコンテンポラリーなR&B/ヒップホップまで、年代もジャンルも自由に往来する、独自のレイドバックしたミクスチャー感覚は唯一。ソフトなタッチだからこそ耳に残るメロディーとボーカルとともに生み出される楽曲群は、ときに日常の生活や景色や溶け込み、ときに日々の喧騒から静かな砂浜へと誘ってくれるよう。