菊地成孔が新たに立ち上げた音楽制作集団「新音楽制作工房」初のプロデュースワークとなるスウェーデン出身のバイリンガルSSW、Lilla Flicka。2020年代における極上のポップスを生み出すべく2022年12月に発売予定のアルバムより先行配信シングル第二弾。キュートな歌声と楽曲の中に見え隠れする現代音楽への造詣。独特のハーモニーが夏の終わりの気怠く不穏な空気を切り取っている。今回あえて日本語のみで編まれた歌詞ではバイリンガルならではのメタ的言語感覚が光る。世界中のあらゆるビーチで、或いはエアコンディショニングが寒いほどに効いた真夏の室内で、アイスクリームを食べながら聴いて貰いたい楽曲。
KOGUMA Sound
KOGUMA Sound
ストックホルム出身のバイリンガルシンガーソングライター。 トオイダイスケのプロデュースで、全曲オリジナルのインディーズ1stアルバム ”Flower Arrangement”を2018年にリリース。 2023年、菊地成孔主宰「新音楽制作工房」初のプロデュースワークとしてアヴァンギャルドにポップなフルアルバム『通過儀礼/Initiation』をリリース。 英語、日本語、スウェーデン語、新旧の文学、映画、思想からの多様な引用を独自の視点でリミックスするユニークな作詞スタイルを展開。代表作に楽曲『花は必ず剪つて瓶裏に眺むべきもの』等。 ジャズシンガーとしての別名義は加藤咲希。