miru

觀る

電子 4曲 / 2023.03

KOMAGOME

人間が自身の存在を知覚するには、身体を映すものなどの個人での知覚体験の他に、他者の存在、痛みといった外的要因等が挙げられる。 例えば「鏡に映る自分」、これはその姿が自己であると知る自己認識の第一歩であるとされる。歴史的観点からいえば、鏡によって初めて人間は自分自身を客観的に見る手段を得たといえる。 このe.p.は、そういった事象を曲作りへと反映し仕上げたものである。また、曲のタイトルにはその直接的事象や、それを連想させる名詞や固有名詞を当てはめている。 コンセプトとしてはライトなこのe.p.、文字通りアンビエントな聴取で楽しんで頂ければ、この上ない喜びである。