Even though you gain nothing

きみにはメリットもないのに

エレクトロニック 1曲 / 2025.01

VAKE P

このボカロ曲は、切なさと孤独感をテーマにしたハイパーポップ×トリップホップの楽曲。どこか壊れてしまったような感情の喪失、遠のいていく世界の音、それでも止まらない涙――そんな崩れ落ちそうな心の中で、無償の優しさが救いとなる。 「君には何のメリットもないのに」 それでも差し伸べられた手、その優しさが確かに今の自分を生かしている。 淡い青春の記憶と、孤独の中でも支えとなる過去の存在。 海の見える教室、砂浜で交わした言葉が、今もどこかで響いている。 切なくも美しいメロディと、浮遊感のあるサウンドが、虚無感と微かな温もりを交差させる。