漢詩に「風不鳴條」という言葉があります。和訳すると「風枝を鳴らさず」。世の中が平穏である様子を現す言葉だそうです。 今年(2020年)は平穏とはほど遠い年となりましたが、いろいろな物が変わったり、前に進むきっかけになったりしているのかもしれません。風が吹くのも悪いことばかりではないよね、という思いが、「不」の文字を取って「風鳴條=風枝を鳴らす」という曲になりました。 「翠雨」は青葉に降る雨をあらわす言葉です。 初夏の朝、葉に落ちた水滴がきらめく様をイメージしました。
新井あづさ
新井あづさ
エレクトーン、キーボードプレイヤー/アレンジャー。 6歳よりエレクトーンを習い始め、シンセサイザー、電子オルガン、クラシックオルガン、ピアノ、DTMを駆使するマルチプレイヤー。得意ジャンルはバレエ、ミュージカル音楽。 近年はアマチュアオーケストラへの編曲提供の他、各種バンドのサポートキーボーディストとして活動。 2017年後半から「エレクトーンをもっと気軽に持ち運ぼう」というテーマの元、ライブハウスや店頭イベントにエレクトーンを持ち込む活動を展開中。