ICU(集中治療室)では今日も多くの患者さんたちが処置を受けている。ICUの重い扉の外では家族が患者さんの回復を祈っている。ふと窓の外を見れば、満点の星空。この病院の集中治療室も、どこか不思議な宇宙船のよう。夜空にきらめくあの光は、意識のない患者さんたちの自由な魂だ。患者さんの魂は宇宙飛行士になって、故郷に向かって飛んでゆくのだ。そんな情景を歌った悲しくも美しい作品。
車掌レーベル
車掌レーベル
ポップな音源に不思議な節回しで詩をうたうポエトリーアーティスト。代名詞ともいえる「駅員・車掌シリーズ」のほか、思春期の傷つきとその回復、都市とのつながり、など、詩情豊かなテーマを、シリアスとユーモアが混ざったリリックで語ります。奥が深くてクセになる松岡ワールドをお楽しみ下さい。