移り変わる物事の間に存在する曖昧な境界をテーマにしたアルバム。夜が朝になる瞬間、見えないはずの輪郭線、望まないカテゴライズ、そして自分とは何か。劇的に変化する社会情勢や価値観の中で、本来はっきりと白黒がつけられないものの曖昧さを許容する作品を作りたいと思った。現実と夢の間をさまよう明晰夢のようにアルバムが構成され、過去のトラウマや抱えている葛藤と対面しながら徐々に夢が覚めていく。楽曲は生演奏のバンドアンサンブル感と、シンセやサンプルによるDTMならではのアプローチを取り入れ、合成音声を含む様々なシンガーの歌声がアルバム全体を多様に彩る。
Kyushiki Chappie
Kyushiki Chappie