曲名から漂う幸福感とは裏腹に、社会に適合できない想いの吐露から始まる歌い出し。ボーカル梅星えあが「結婚」という、身近でもありながら自らが手に入れられないであろう生き方と向き合った。自分の持つ生きづらさにより、他人と永遠を誓うことは不可能という現段階の結論により、せめて自身を生かすためにこの世界と生きることを誓ったストーリーをなぞりながら、その不安定な決意から見え隠れする希望と絶望の狭間をもがく誰かとの絆により昇華される楽曲である。
破滅ロマンス
破滅ロマンス
『君の処方魔法薬』という精神性を元に、どうしようもない日常から吐き出された感情を涙や血液で滲ませた言葉でキラキラと可愛く綺麗にデコレーションを施す。アダルトで少女的、強くも脆くもある平成インターネット世代が生んだVo.梅星えあの独特な世界観をジャンルに捉われない多様なアレンジで、最大限に表現する。