Happy ice cream

ロシアウクライナ問題題材の日本風刺アニメーション 京都市立芸術大学の卒業生、地元京都を舞台に独自の視点で平和を問う

2024年5月31日 9:00

『受験生にエールを。』をモットーに活躍するアーティストHappy ice creamは31日、ロシアウクライナ問題で浮き彫りになった’’映像だけで実感のない戦争’’に着目し、平和の重要性を再認識させる狙いからミュージックビデオ「10インチの戦争」を公開した。

 ’’戦争と平和’’を題材に、スマートフォンの中と現実の世界という独自の視点で対比し、京都市営バスなどの京都にある身近なモチーフを背景に、3頭身のキャラクターを用いる若年層を意識した約5分のアニメーション作品だ。

 

https://youtu.be/jZ6sZt8JMc0

 

 収録アルバムは4月10日からサブスクリプションサービスより配信中で、次回作「タイミング」は6月19日にリリース予定。

 

https://big-up.style/KO9X25tdDR

 

 アーティストのHappy ice creamが31日、新アルバム収録曲「10インチの戦争」のミュージックビデオを公開した。

 作曲のきっかけは妻子を亡くした父が子の亡骸を抱いているニュース映像だ。昨今のロシアウクライナ問題のメディア報道で現地の映像が鮮明に映し出され、作者は衝撃を受けた。そこで、義務教育では伝えきれない’’平和の尊さ’’を多くの人に伝えるべく作品にしたという。

 作品タイトルの’’10インチ’’はタブレット端末の画面サイズを示している。現地と日本の温度差を揶揄し、画面の中だけでは現実のことと実感できない人々を風刺した内容である。また、戦争という題材を若年層にも簡潔に伝えるという意図から、3頭身の絵柄を用いている。問題を身近に感じてもらうため、京都市営バスなどの市民にとって馴染み深いモチーフも登場する。

 作者を模したキャラクターを始め背景など多くの素材を自身で作成。楽曲は全て作者のRioが一人で作詞からマスタリングまで行っている。ギターとボーカルを自宅で録音し、パーソナルコンピューターを用いて音源を制作する。

 

 

 Happy ice creamは2016年に高校の卒業制作の一環で結成した3兄妹セルフプロデュースグループ。メンバーはRio・Rei・Rinの3人。大学入学時に始めたYouTubeのチャンネル登録者は今年5月時点で116人に上る。2023年10月からサブスクリプションサービスにも参入し、2024年5月時点で全4アルバム44曲をデジタルリリース。

 リーダーのRioは2023年に京都市立芸術大学を卒業し、大阪で画塾の非常勤講師をしながら作家活動をしている。Rioの作曲は自身が中学2年生の時に聴いたamazarashiやSilent Sirenなど邦ロック・ポップに影響を受けている。明快なサウンドとストレートな歌詞でコアなファンを獲得し、受験生や夢を追いかける人に向けた応援歌や情報を、主に自身のYouTubeチャンネルで発信している。

 

INFO

Happy ice cream -「10インチの戦争」Official Music Video

5/31 公開

https://youtu.be/jZ6sZt8JMc0

 

アルバム

https://big-up.style/KO9X25tdDR

 

タイトル