イノベーションの起こし方

昨日も会計士さんとお話しして

前回の話の続きのようなことを話しました。

 

うちの会社は、この業界でほぼ最初にネット販売に飛び込んで

しかもそれ以外の販売方法を絶ってまで専念しました。

 

いわばファーストペンギン、となるんでしょうけど

海に飛び込んだ最初は良いんだけど、

 

続くセカンドペンギン、サードペンギン、

そこからなだれ込む無数のペンギンによって

ブルーオーシャンはあっという間にレッドオーシャンに。

 

単にやり方真似してくるだけでなく、

文章、画像、渾身のアイデアまで丸パクリ。

 

そこで新たな海に飛び込んでいくのですが。

やはり続くセカンド、サード、無数の同業者。

これを何十回もくりかえして、もう新しい海、思いつかねえ、

という所まできてしまいました。

今は誰も付いてこれない深海を目指してます。

 

セカンド、サードくらいまでは良いんだけど、

そのあと続く無数の店舗は、

セカンド、サードの成功を見て入った劣化版なんで

訳も分らず上手くいかないから、安易な価格破壊を起こして

まったく良いところの無い商売へと市場はぶち壊されていくのです。

 

愚痴になってしまいましたが、これ、あちこちで見ることですよね。

音楽の世界でも、イノベーションを起こす存在が現れて

それに続く二番手、三番手がシーンを盛り上げていき、

ブームになって、飽和状態。

飽きられてシーン全体が陳腐化。

 

思うに、イノベーターは常に飛び込んで行かなきゃならん、

ということなんかなあと。

安住の地は無いのです。

物事には、はじまり、山場、収束、がある。

ということなんだと思うのです。

 

これ、マーケティングの世界では「キャズム理論」っていうんですけど

イノベーションを起こすには、真似してくれる存在が必要、らしい。

イノベーターひとりがおかしなことを始めたら単なる変人ですけど、

同じことを100人やってたら「何かが起きている!」と思うということらしく。

 

例えばライト兄弟なんか、人類が空を飛ぶ、ということに成功した

めちゃ凄いイノベーターなんだろうと思うんですが

飛行機を作った後の彼らは不幸だったかも。

その後の人生の大半を、飛行機をマネされるので裁判に費やしたとか。

 

結局、真似したセカンドペンギンのカーティスが世界の飛行機メーカーとして

一世風靡して、現在「ライト」の名のついた飛行機メーカーは存在しない。

セカンド、サードと一緒になって人類の発明として共有した方が幸せだったと思えます。

 

いくら頑張ってもマネされる、ネット販売という丸見え商売への愚痴を

なんとか自分で慰めてみました。

 

こうなったら2年かけて構築した「ドラムレスのファンク ロック」も

セカンド、サードにノウハウ公開、技術提供をしてイノベーションを起こしたい。

 

…そんなアホな人は絶対に出てこないので起きないな。イノベーション。

…イノベーション、起きなかったら、イノベーターは単なる変人。。。

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