録音方法
2018.01.20 21:19
今回のアルバムは、基本的に一発録音で作ろうとしました。
ドラムがいない分の迫力をなんとか録音しようとしたんです。
うちのバンドのアンサンブル自体が
ベースがバスドラの代わり、
ギターがスネアとハットの代わり、
っていう組み立てなので
マイキングも、ドラムと同じ感じにしました。
ベースアンプ、ギターアンプに立てて、
さらにルームマイク2本、オーバーヘッドマイク、
アンビエントマイクを追加した曲もあります。
ミキシングも、ほとんどドラムミックスです。
eqもコンプもいつものドラムミックスみたいに。
波形を見ながら、普段のドラムミックスのような
波形が出るようになるまで色々実験しました。
不思議なもので、これだ、という音になったときは
いつものルームマイクやオーバーヘッドと
バスドラ、スネア、ハットのバランス加減と
ほとんど同じになりました。
曲によっては、この録音方法が合わずに
やむなく、一発録音を放棄。
再度イチからバラ録音した曲も数曲ありました。
今ミックスが終わって、何度も聞いてみてるんですが、
この録音方法は曲によっては良い方法かもしれないと思います。
ドラム録音で必ず起こる「かぶり」
(※例えばバスドラにスネアの音とか他の音が入ったりすること)
を利用することで、一体感や空気感が録音できます。
ただ、複数の人がスタジオに居るので、
足音や服のこすれる音とか演奏者の出すノイズが入るんです。
今回の録音にもどうしても削れないノイズが残っているけど
生きた臨場感は録音できたと思います。
ぜひリリースしたら、そういう録音方法で作られた
音源がどういう音なのかを確認してみてくださいね。