録音方法

今回のアルバムは、基本的に一発録音で作ろうとしました。 ドラムがいない分の迫力をなんとか録音しようとしたんです。 うちのバンドのアンサンブル自体が ベースがバスドラの代わり、 ギターがスネアとハットの代わり、 っていう組み立てなので マイキングも、ドラムと同じ感じにしました。 ベースアンプ、ギターアンプに立てて、 さらにルームマイク2本、オーバーヘッドマイク、 アンビエントマイクを追加した曲もあります。 ミキシングも、ほとんどドラムミックスです。 eqもコンプもいつものドラムミックスみたいに。 波形を見ながら、普段のドラムミックスのような 波形が出るようになるまで色々実験しました。 不思議なもので、これだ、という音になったときは いつものルームマイクやオーバーヘッドと バスドラ、スネア、ハットのバランス加減と ほとんど同じになりました。 曲によっては、この録音方法が合わずに やむなく、一発録音を放棄。 再度イチからバラ録音した曲も数曲ありました。 今ミックスが終わって、何度も聞いてみてるんですが、 この録音方法は曲によっては良い方法かもしれないと思います。 ドラム録音で必ず起こる「かぶり」 (※例えばバスドラにスネアの音とか他の音が入ったりすること) を利用することで、一体感や空気感が録音できます。 ただ、複数の人がスタジオに居るので、 足音や服のこすれる音とか演奏者の出すノイズが入るんです。 今回の録音にもどうしても削れないノイズが残っているけど 生きた臨場感は録音できたと思います。 ぜひリリースしたら、そういう録音方法で作られた 音源がどういう音なのかを確認してみてくださいね。
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