2018.01.27 10:18
完成ミックスを次々と
メンバー限定のスレッドにアップしておりまして
これでいいかどうかをメンバーにチェックしてもらってるんですが
ある部分を「録音しなおしたい」という意見が出てしまって、
なんと最終段階で録音まで戻るという事態になってしまいました。笑
マジかよ~!って思ったんだけど、後悔は出来るだけないように
出来ることはやっていこうと、録音しなおす訳ですが。
この事態を避けることは出来なかったのか!と、
よく考えてみたら本気ミックスする前に
録音後に「この録音でいい?」って確かめるための
「ラフミックス」という作業を抜かしていることに気が付いた。(ダメやん)
あーラフミックス、重要だわー。というか人と物事進めるなら必修でしょ。
でも昔はラフミックス作ってた。いつの間にか作らなくなってしまったんだけど
その原因となった稚拙な理由を思い出しました。
それは「ラフミックスを超えられない」ってことが往々にして起こるから。
ちゃちゃっと作ったラフミックスに
丸1日どころか数日かけて作ったミックスが超えられないことは
よくあるんですよね自分の場合。(ダメダメやん)
それが嫌でラフミックスを作らなくなってしまったんだけど、
なんでひとつひとつの音を丁寧に調整したミックスが
コンプもEQもかけてないようなラフミックスに負けるのか。
考えてみると、答えは「余計なことをしてしまっている」、に尽きるかも。
思えばすべての音にコンプやEQをかける必要はないわけです。
加工の必要のない音にまで加工してしまって
元の音をダメにしてるのが原因かなと。
「ラフミックスを超えられない事態」を避けるためにラフを作らない、
というのは解決になっていなくて、原因から目をそらしてただけでした。
今度からちゃんとラフミックス作ろうと思います。(今更ですよね~)
しかし、加工が必要な音と、磨かない方が良い音と、
見分けるのは至難の業ですよ実際。
有名な「ニーバーの祈り」の一節を思い出します。
神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、
変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、
そして、この二つの違いを見定める叡智を、私にお与えください。
ニーバーさんは良いエンジニアになれたと思う。笑