ニーバーの祈り

 

完成ミックスを次々と

メンバー限定のスレッドにアップしておりまして

これでいいかどうかをメンバーにチェックしてもらってるんですが

 

ある部分を「録音しなおしたい」という意見が出てしまって、

なんと最終段階で録音まで戻るという事態になってしまいました。笑

 

マジかよ~!って思ったんだけど、後悔は出来るだけないように

出来ることはやっていこうと、録音しなおす訳ですが。

 

この事態を避けることは出来なかったのか!と、

よく考えてみたら本気ミックスする前に

録音後に「この録音でいい?」って確かめるための

「ラフミックス」という作業を抜かしていることに気が付いた。(ダメやん)

 

あーラフミックス、重要だわー。というか人と物事進めるなら必修でしょ。

でも昔はラフミックス作ってた。いつの間にか作らなくなってしまったんだけど

その原因となった稚拙な理由を思い出しました。

 

それは「ラフミックスを超えられない」ってことが往々にして起こるから。

 

ちゃちゃっと作ったラフミックスに

丸1日どころか数日かけて作ったミックスが超えられないことは

よくあるんですよね自分の場合。(ダメダメやん)

 

それが嫌でラフミックスを作らなくなってしまったんだけど、

なんでひとつひとつの音を丁寧に調整したミックスが

コンプもEQもかけてないようなラフミックスに負けるのか。

 

考えてみると、答えは「余計なことをしてしまっている」、に尽きるかも。

思えばすべての音にコンプやEQをかける必要はないわけです。

 

加工の必要のない音にまで加工してしまって

元の音をダメにしてるのが原因かなと。

 

「ラフミックスを超えられない事態」を避けるためにラフを作らない、

というのは解決になっていなくて、原因から目をそらしてただけでした。

 

今度からちゃんとラフミックス作ろうと思います。(今更ですよね~)

 

しかし、加工が必要な音と、磨かない方が良い音と、

見分けるのは至難の業ですよ実際。

 

有名な「ニーバーの祈り」の一節を思い出します。

 

神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、
変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、
そして、この二つの違いを見定める叡智を、私にお与えください。

 

ニーバーさんは良いエンジニアになれたと思う。笑

 

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