MASH BROWN
インタビュー
ピアノ・ポップも洋楽っぽい曲も
幅広いエンターテイメント感を出していきたい
キーボードが軽やかに彩るキャッチーなポップ・ミュージックと、洋楽の影響を受けた壮大なロック・サウンドで、スケール感のある音楽性を見せるMASH BROWN。avex/A-Sketch/Yahoo! JAPAN/J-WAVE/FM802が共同で行っているアーティスト育成プロジェクト”GIANT LEAP”で第3回優秀アーティストにも選出された彼らが、2枚目のミニ・アルバム『ADDICT』をリリースする。3人体制での作品作りを経て、これを機に活動を活発化させたいというバンドの意欲が窺える1枚だ。
-2ndミニ・アルバム『ADDICT』1曲目の「Marching」ですが、いきなりホーンとピアノがすごいゴージャスに鳴っていて、気持ちいい曲だなと思いました。
田中:これは”ライヴ1曲目の曲”が欲しいなという感じで。”インパクトのある、ガツンと来るような感じで作ってきて”と(小田に)伝えたんです。
ちゃそ:MASH BROWNはこんな感じだという自己紹介みたいなイメージで翔武が考えて作ってきてくれて。なので、本当にやりたいのはピアノ・ロック/ピアノ・ポップだというのも伝わるようにしましたね。
-制作で大変だったことはありますか?
田中:「Jealousy」はすんなり書けたんですけど、自分の実体験とかではなくて、芸能人のスキャンダルとかニュースとかを見て、本人じゃなくて見ている他人が思うことというか、他人しか書かれへんことがあるんじゃないかと思って書きました。
小田:僕がイントロを作るのが苦手でめちゃくちゃ時間がかかります。何パターンも作ってもいいのができないという感じになりますね。
ちゃそ:このアルバムはジャンル的にも二極化しているのかなと。最初のアルバム(『MAGICAL』)も洋楽っぽい曲と「Bye Bye」みたいなピアノ・ポップな曲もあって。MASH BROWNがやりたいことってピアノ・ポップになると思うんですけど、ただ「DO NOT」や「Jealousy」みたいな曲もできるよ、という感じで翔武も作っているのかなと。幅広いエンターテイメントに近いライヴを意識して作っていると思います。
「僕には」の歌詞には不器用な感じが出ているなと思いました。それは田中さんの人間的な部分が出ているんでしょうか?
小田:出てる。出てますよ。田中さんはかなり不器用な人です。
田中:この曲はやっぱり最初の”歌詞はド忘れするのに”というところがインパクトあると思っていて、ド忘れすると言っているけど忘れず歌うというところに大事な……美学があるというか(笑)。そこで忘れて、言いわけとして書いてるんちゃうんかと思われたくないんで。
小田:歌詞は全面的に叫んでいるような感じが出ているかなと。健太はどちらかと言うと明るくはないんで。ポジティヴかネガティヴかで言うと、ポジティヴではない。属性を光か闇かで言うなら、光ではない。そういう部分が歌詞になって、それに打ち勝つかのような感じを。
-ところで、MASH BROWNは配信代行サービス”BIG UP!”にも登録されていると思うんですけど、そういう配信代行サービスに対してどう思いますか?
小田:めちゃめちゃいいですね。いろんなサービスがあるなかで、”BIG UP!”は何パターンか選べますけど、登録料が必要なくて、分配がそのぶんちょっと少なくなるプランもあるとうかがったので。メジャーのめちゃくちゃ売れているレーベルとかならあれですけど、インディーズでやっていると、登録料がかからないのはいいなぁと。敷居が低くなって、誰でも気軽に簡単に配信しやすいのはいいなと思います。
-今後このインタビューなどを読んで、これから使ってみようという方がいると思うんですけど、そういった読者にメッセージやアドバイスはありますか?
小田:いろいろ聴いて何かいいのがあればYouTubeとかで聴いたり、ライヴで聴いたりしてみてほしいですね。新しい音楽を発掘してくれると嬉しい。
インタビュー全文はこちら>>
Presented by.