Ribet townsが届ける音に触れる楽しさと人が生きる温度
インタビュー
『BIG UP!』を利用している注目アーティストをピックアップして紹介するインタビュー企画。第14回目はRibet townsが登場
ライブメンバー10人という大所帯で、ヨーロッパの民族的な音色と日本のポップスを掛け合わせた音楽を奏でるバンド、Ribet towns。口ずさみたくなるメロディとピアニカなどのおもちゃ箱のような楽器、慣れ親しんだそれぞれの要素を合わせることで、今までにない音楽の楽しさを届けてくれる。
元々、民族的な音楽というのは生活の近くにあったもので、だからこそ懐かしい温かさを感じる。そして彼らの楽曲の世界観にも生活に根ざした人や環境の温度がある。そこには彼らのバンドとしての体制や生き方がそのまま反映されているのではないだろうか。
今回のインタビューではメンバーのアサイ ゲン(Drums,Percussion, Compose & Engineering)、ミヤチ アサヨ(Vocal)、イシダ ユウキ(A.Guitar)にバンドの成り立ちや音楽性、3ヶ月連続リリースとなった楽曲について話を聞いた。
12人だからこその強み
- すごく大所帯なバンドですが、これだけ多くのメンバーが集まった経緯はどんなものだったのでしょうか?
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アサイ ゲン:
僕が中心となって同じ大学の軽音サークルの仲間を何人か集めて始めたんです。もともと大人数のバンドがやりたかったので、「楽器が足りないな」「もっとメンバーが欲しいな」と思うようになって、後輩に後輩を呼んでもらったりして、どんどん芋ずる式に人数が増えていきました。ライブメンバーが10人、他も合わせると12人になっています。
- ライブメンバーでない方はどういう役割なんでしょうか?
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アサイ ゲン:
一人は作曲要員です。僕も曲は作っているんですが、歌詞やメロディをメインに作っているメンバーです。もう一人は“監督”っていう立ち位置です(笑)。
- “監督”とは?(笑)
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アサイ ゲン:
もともとベースを弾いてたんですけど、あまり参加できなくなってしまって。だからといって抜けるわけではなく、たまに曲を聴いて意見をくれたり、急にライブ前に「頑張れ」ってメッセージをくれたりする精神的支柱を担っています。
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ミヤチ アサヨ:
でも応援のメッセージはライブが終わったくらいに来るんですよ(笑)。
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アサイ ゲン:
ちょっと遅いよね(笑)。
- そういったメンバーの結びつきの深さのゆえんは何でしょう?軽音サークル自体がそういう雰囲気だったんですか?
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ミヤチ アサヨ:
全員が学生時代に被っているわけではないんです。でも同じ環境に4年間いたというバックグラウンドはやはり強くて、それで仲良くやれているのかもしれないですね。
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アサイ ゲン:
共通言語みたいな。曲を作るにしても、生活にしてもベースが一緒にあるからやりやすいです。
- アサイさんが大所帯でやりたいと思ったのは、元々のそういう音楽への憧れがあったんですか?
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アサイ ゲン:
そうですね、あまりないものを作りたいなと思っていたんです。使いたい楽器がいくつか頭の中にあって、それをどんどんつけ足していきました。でも、やりたい楽器を全部入れようと思うとあと5人くらいは欲しいですね。
- 最近ではサポートメンバーを置いたミニマルな編成のアーティストが多いイメージですが、その真逆をいっていますよね。
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ミヤチ アサヨ:
サポートの編成をとったら、どこまで踏み入って作曲に意見するのか難しいと思っていて。それは本当にプロじゃないとできない事だと思うんです。正規メンバーである方が自分の好きな事を言えるし、好きなようにできる。だからこそ今みたいに曲がまとまっているんだと思います。
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イシダ ユウキ:
逆にサポートを頼む方が大変だったりします。
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ミヤチ アサヨ:
何回かやったことがあるけど、やっぱりお互い難しくて。最近はサポートをお願いするのではなく、アレンジを変えたりしてやれる曲とやれない曲を選別しています。
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アサイ ゲン:
メンバーは1人で他はサポートになると、その1人が作ったものでしかないじゃないですか。逆に言うと、僕らは歌詞・曲・コード・フレーズってみんなで分担してるので、良い感じにブラッシュアップされているんだと思います。
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イシダ ユウキ:
全員強みが違うよね。
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ミヤチ アサヨ:
ピアニカも3人いるけど、感性で生きてる人と理論で生きてる人がいて、作るフレーズも三者三様だから、「こういうのはこの人に振ったほうがいいね」と割り振りしたりしています。
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アサイ ゲン:
そういう意味で、僕も自分で全部作るのではなく、ジャッジすればいい。
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ミヤチ アサヨ:
管理職だよね。私も1人じゃできないと思うし、そういう人たちがいっぱい集まってます。
- みなさんの担当の楽器はもともと軽音サークルでやっていたパートなんですか?
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ミヤチ アサヨ:
みんな全然違うんですよ。元々ベーシストとドラマーが3人ずつくらいいます。
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アサイ ゲン:
「これがあなたの楽器です!」って渡して今の楽器を始めている人がほとんどです。
- 各パートもアサイさんが作っているんですか?
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アサイ ゲン:
僕が作る部分と、それぞれにアレンジを当てはめてもらう部分があります。
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イシダ ユウキ:
弾けないフレーズをよく投げてくるんですよ(笑)。
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ミヤチ アサヨ:
ピアニカの速弾きとかも最初は全然できなかったけど、だんだんレベルが上がっていて、肺活量も昔に比べたらすごく増えてると思います。
- そういう意味では、曲を作る段階でそれぞれのメンバーの実力を見定めて、難しいフレーズに挑戦させたりということも…?
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アサイ ゲン:
あります(笑)。
- バンドの成長も担っているんですね。ちなみにバンド名の由来は?
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アサイ ゲン:
あんまり意味はなくて、語感で決めました。バンドを組んだ2015年に「3年後までにフランスでライブが出来るバンドにしたいね」って話していて、バンドのグループラインの名前を「ライブ@フランス 2018」にしてたんですよ。
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ミヤチ アサヨ:
もう2018年はすぎちゃったね。
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アサイ ゲン:
その「ライブアット」が変化して「リベット」に。
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イシダ ユウキ:
それに合わせる言葉として「色んなところでライブしたいね」って話から、「town」や「city」といった単語が挙がって、語感がよかった「towns」がついて「Ribet towns(リベットタウンズ)」になりました。
生活に結びついた身近な音楽
- コンセプトとしては“渋谷と北ヨーロッパに憧れるバンド”というのを掲げていますよね。
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アサイ ゲン:
渋谷系のようなアイコン的ポップスと土着的で生活に近いアイリッシュのような音楽、どちらも好きだったので両方やりたくて。アイリッシュ音楽をやっている人はトラディショナルなものしかやらない、クラシックに近い世界だと思うんですけど、それとポップスをかけ合わせて大所帯でやることで、今までにないような音楽になると思ったんです。
言葉自体は何かの記事に出すときに、そういうコンセプトをはっきりと言えた方が面白いなと思ってメンバーの誰かがぽろっと言ったものがそのまま残ってます。実際にそのコンセプトのままやってるかというと、最近はよくわからないですけど(笑)。
- “アイリッシュ”ではなくてあえて“北ヨーロッパ”と言ってるのは何故ですか?
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アサイ ゲン:
“北ヨーロッパ”と言えばSigur RósやU2、北欧メタルも好きですよって言えると思ったんです。アイリッシュに限定しちゃうと、アイリッシュしかやれなくなってしまうので。
- 確かにその方が幅が広がりますよね。アサイさんはもともとどんな音楽が好きだったんですか?
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アサイ ゲン:
高校の頃はメロコアしか聴いてなくて、今はアンビエント、エレクトロニカしか聴いてないんですけど、 バンドとして強いてあげるのならフィッシュマンズがすごく好きです。
- フィッシュマンズ好きがアイリッシュ音楽に惹かれるきっかけは何かあったんですか?
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アサイ ゲン:
大学生のころからバンド活動はしてたんですが、一時仕事で東京にいて音楽をやってない時期があったんです。その時にアイリッシュ音楽に触れて、生活に結びついた身近な音楽っていいなって思ったんです。
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ミヤチ アサヨ:
パブとか、普通の人でも生演奏に触れられる機会の多さというのは北ヨーロッパへの憧れの一部ですね。
- アイリッシュ、渋谷系というのはメンバー全員の共通項なんですか?
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アサイ ゲン:
みんながみんな同じ音楽を聴いてきたわけではなくて、好みの音楽は全然バラバラですね。
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ミヤチ アサヨ:
オルタナが好きな人もいるし。
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イシダ ユウキ:
でも被ってる部分はありますね。
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ミヤチ アサヨ:
おのおの一番好きな音楽は違うけど、重なり合う部分で形にしてる感じです。だからそのままアイリッシュにもならないんだと思います。
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イシダ ユウキ:
被っている部分はJ-POP的な音楽なので、そこが共通言語になっているからこそ、出来る楽曲もそちらに振れてるんだと思います。
- メンバーのみなさんそれぞれが作ったプレイリストがありますよね。そこには各人の好みやルーツが反映されているのかなと思いました。
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イシダ ユウキ:
そうですね。それを見てもらえればそれぞれの好みが分かると思います。
- アイリッシュ的な楽器を使いながらパターン・バリエーションを広げるために、工夫してる部分はありますか。
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アサイ ゲン:
僕の中で曲を作る時には“今までにやっていないことを絶対1つ入れる”というルールがあるんです。楽器・リズム・コード進行・メロ・歌詞・テーマなど、何かしらの要素で新しいことをやっています。
- 曲だけでなく歌い方もバリエーションに富んでいますよね。ラップ調であったり、歌い上げてる部分もあったりして。そこは意識されいるんですか。
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ミヤチ アサヨ:
自分で意識してる時もありますし、注文に答えている時もあります。ラップは最初本当にできなくて泣きながらやって体得しました(笑)。最初の頃はかわいらしく歌うことも意識していたんですが、それもなかなかできなくて。
- かわいらしく歌う部分は意識してやっていた部分なんですね。
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ミヤチ アサヨ:
Ribet townsというバンドを敢えて分かりやすくするために意識していた時もありました。でも、途中から「自分の好きな歌い方でいいよ」ってゴーサインが出たので、エモーショナルな歌い方も入れるようにして。
- ゴーサインが出たきっかけというのは?
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イシダ ユウキ:
エモーショナルな歌い方に合う曲が出来てきたからだと思います。
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ミヤチ アサヨ:
みんながスキルアップしてバンドとしての音が安定してきたから、というのはありますね。
ポップに振り切った3作
- 現在3か月連続リリースをされましたが、3作に一貫したテーマはあるんですか。
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アサイ ゲン:
意識的に作りすぎるのも面白くないと思ったので特にテーマは設定しませんでした。でも、今までやってきた事の次のゾーンということは少し意識してて、それは実現できた3曲にはなっていると思います。
- 毎回新しいことにして挑戦するというお話がありましたが、今回新たに挑戦したことはありますか。
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アサイ ゲン:
ポップな部分を強くしようという意識はありました。行き過ぎちゃうくらいにやってみようと思って。
- どれも非常にポップでしたね。7月リリースの「みまちがい」は邦ロックっぽい印象ですよね。
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イシダ ユウキ:
初の8ビートですしね。
- 音色も今までにない音が聴こえるなと感じました。
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アサイ ゲン:
『ショーケース』の時と意識的に違う音にしようと思いました。全部僕がレコーディングやミックスをしているんですが、違う聴こえ方がするような録り方やミックスはしました。楽器はあんまり変わってないです。ただギターは結構歪んでますね(笑)。
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イシダ ユウキ:
今まで奥に引っ込ませてたギターを前に出しました。
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アサイ ゲン:
この方向性でできることを3曲で最大限やったと思います。なので、次はまた別の方面を考えてます。
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ミヤチ アサヨ:
そろそろ静かな曲がほしいもんね(笑)。
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アサイ ゲン:
こうやって、たまにそれぞれからリクエストが来るんですよ(笑)。
- 『ショーケース』にはしっとりと聴かせる「エソラ(heartbreak ver.)」というのが入っていますよね。
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ミヤチ アサヨ:
10人全員でのライブはあんまりできないので、最低アコギ・ピアニカ・パーカッション・歌の4人いればでできるミニマル編成があって、その編成で演奏した曲なんです。
- 編成のバリエーションは人数、パートが多いからこそできることですよね。最初に「もっと楽器を増やしたい」と言ってましたが、今後どんな楽器を増やしていきたいですか。
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アサイ ゲン:
フィドル、木琴系ですね。管楽器は入れたら絶対かっこよくなるからずるいなって思うのであんまりやりたくないです(笑)。
- 木管楽器も合いそうですね。
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アサイ ゲン:
フルートとかいいですね。
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ミヤチ アサヨ:
あとはオーボエ、クラリネットとか。でも10人以上になるとハイエース1台で移動できなくなっちゃうね(笑)。
- 色んな楽器を入れて最終的にやりたい理想のバンド像はあるんでしょうか。
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アサイ ゲン:
常に流動的に変わっているので、作っていないです。『ショーケース』の時にここがゴールだと思っていたら全然ゴールじゃなかったので、ゴールは決まらないのかなって思います。
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イシダ ユウキ:
1枚目作ってた時は「3枚目くらいにアンビエントやってるんだろうな」って言ってたんですけど、まだやってないですからね。
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ミヤチ アサヨ:
まだポップスから抜け出せない(笑)。
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アサイ ゲン:
奥が深すぎて、まだまだアンビエントまではたどり着かないですね(笑)。
より広い層へ届けたい
- 今も皆さん京都に住んでいるんですか??
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ミヤチ アサヨ:
今はバラバラで、京都のほうが少ないかもしれないです。
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イシダ ユウキ:
メインは京都・大阪ですね。中には静岡や瀬戸内の島に住んでる子もいます。
- 普段はお仕事をしながらバンド活動を続けているそうですが、やはりこの活動が癒しや生きがいになっていますか?ト
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一同:
なってますね。
イシダ ユウキ:
色々な考え方があると思いますけど、僕らは生活が安定したうえで出来る事だと思っています。レコーディングの機材とかお金で解決できることもあるので。
ミヤチ アサヨ:
みんなそれぞれ仕事があって生活が安定してるからこそできる活動形態ではありますね。
- 生活を大切にしている部分は曲や歌詞にも表れていますよね。
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ミヤチ アサヨ:
確かにそうかもしれない。休日の事を歌った曲とか…。
- 仕事をしながらみんなで楽しく音楽を続けるのが理想ですか?
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一同:
めっちゃ売れたいです(笑)!
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イシダ ユウキ:
聴いてくれる人は増やしたいですね。
- そのためには聴いてもらえる場を増やしたいですよね、野外フェスとか…。
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アサイ ゲン:
めちゃくちゃ出たいです。なので色々応募はしていてます。
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ミヤチ アサヨ:
私たちのライブって、ライブハウスで聴くのも良いけど、野外で聴くのにも向いてると思うんです。それに、ライブハウスに来てくれる人たちだけじゃなく、普段はライブハウスになじみが無い人たちにも気に入ってもらえるんじゃないかなと思っていて。だから、ライブハウスに限らず、フェスとか、いろんな人が気軽にレジャー感覚で参加できるような場所でも活動していきたいんです。
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アサイ ゲン:
ちゃんと聴きたい人に届けられる場所ももっと見つけて行きたいよね。
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イシダ ユウキ:
あとは海外でライブがしたいです。これだけ日本のポップスに寄ってる音楽が海外でどういう反応を受けるのか気になりますし、当初の目標でもありますから。
Presented by.DIGLE MAGAZINE