目指すは“ポップの代名詞”。前進し続けるPOP ART TOWNの現在地
インタビュー
『BIG UP!』を利用している注目アーティストをピックアップして紹介するインタビュー企画。第53回目はPOP ART TOWNが登場。
大阪発の4人組、POP ART TOWNがニュー・シングル『FANTASY』を3月24日にリリースした。
ダンサブルかつ人懐っこいメロディで求心力の高いサウンドを展開し、新世代ポップ・ミュージックの旗手として注目を集めるPOP ART TOWN。2020年はコロナ禍にも関わらずシングルを連続リリースし、12月には2ndアルバム『Sensation』を発表。また、ワンマン公演を東京で開催するなど、精力的な発信を行ってきた。
そんな彼らが早くも上梓する新作は、バンドのアイデンティティはそのままに、ソングライティングや音作りの面でより一層の洗練を感じせる快作だ。今回はPOP ART TOWNのメンバー4人にリモート・インタビューを敢行。若き4人の現在地を探った。
「最適なポジションがわかってきた」――結成から4年を経ての変化
- メンバーのみなさんそれぞれの音楽的ルーツについて教えて下さい。
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こうや(Gt/Cho):
では、僕から。最初に音楽を意識し始めたのは小学生の頃で、TV番組で郷ひろみさんが「GOLDFINGER ’99」を歌っているのを見て、そこで音楽のパワーに気付かされたというか、漠然と「音楽ってすごいな」って思ったんです。その後、たまたまYouTubeで出会ったDOSEのライブ映像を観てバンドやギターに興味を持ち、氏原ワタルさんを真似てレスポールのギターを衝動的に買いました。それ以降はcoldrainさんなど、ラウド系にもハマりましたね。
- もう何組か影響を受けたアーティストを挙げるとしたら?
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こうや(Gt/Cho):
個人的に久石譲さんの作品の独特の音の響きなどはとても意識しています。あとは『ガンダム』シリーズや『進撃の巨人』の音楽も手がける澤野弘之さんの壮大な世界観も、ストリングスやブラスを打ち込むときに参考にさせてもらっています。
- では、バンドのリーダーであるしゅんさんはいかがでしょう?
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しゅんさん(Dr):
僕は中学生の時に運動がしたくないという理由で吹奏楽部に入って。そこでパーカッションやドラムを触るようになりました。同時に先輩からUVERworldやONE OK ROCK、RADWIMPSなどを教えてもらって、そこから日本のバンドをたくさん聴くようになりました。先輩とはその後に一緒にコピーバンドも組んだりして。あと、ヒップホップになるんですけどSOUL’d OUTもめっちゃ聴いてましたね。
- それ以降はいかがですか?
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しゅんさん(Dr):
専門入ってから、自分の中で懐メロ・ブームが起こって(笑)。小さい頃に車で親が流していたような音楽を改めて聴き直したんです。宇多田ヒカルさんやJUJUさん、初期の頃のEXILE、ケツメイシなどなど。今思えば、POP ART TOWNの前に組んでいたバンドが結構ロックな感じで、そのバンドを抜けた時期と重なるので、その反動でポップなものを求めるようになったのかもしれません。
- なるほど。その懐メロの再発見は、POP ART TOWNの音楽性にも影響を及ぼしているような気がします。では、お次はゆうださん。
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ゆうだ(Ba):
僕は中学のときにいわゆる邦ロック大好きな同級生がいて。そいつにRADWIMPSやUVERworldなど、色々なバンドを教えてもらったのがきっかけですね。ベースを始めたのはBUMP OF CHICKENのライブを観に行ったとき、無性にベースがカッコよく見えて、衝動的に(笑)。高校では軽音部でONE OK ROCKなどのカバーをやっていました。
- 特に憧れたベーシストなどはいますか?
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ゆうだ(Ba):
専門に入るまではそこまで特定のベーシストを意識していなくて。専門以降はセッションでジャズやファンク、サンバなどプレイする機会も出てきたので、そこで本格的に勉強を始めました。ただ、やっぱり自分の軸はロックにあると思います。
- 最後になるおさんはいかがでしょうか。
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なるおさやか(Vo):
幼稚園のときから机に上ってモーニング娘。や宇多田ヒカルさんなどの曲を歌っているような子供でした(笑)。それ以降も、作曲っていうレベルじゃないんですけど、自分で勝手にオリジナルの歌を作って歌ったり、小学校の合唱コンクールも一番前に出たりと、とにかく歌うことが大好きだったんです。
- 楽器などは触れていましたか?
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なるおさやか(Vo):
中学生のときにYUIさんが歌っていたドラマの主題歌でビビッときてギターを始めました。私が通っていた学校には軽音部がなかったので、フォークソング部に入って、そこで色々なバンドやアーティストを教えてもらって。高校でコピバンを組むことになるBase Ball BearやCzecho No Republic、東京カランコロンなど、基本的に女性ボーカル/コーラスがいるようなバンドばかり聴いていましたね。
- シンガーとして参考にしている方などはいますか?
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なるおさやか(Vo):
……パッとは思い当たらないですね。POP ART TOWNに入ってからはバンドの音楽性に合わせて色々な音楽を聴くようになって。曲毎に自分の歌い方も変化させていますし、特定の方に影響を受けているということはないと思います。
- なるほどです。バンドとしては結成して4年以上経ちますが、結成当時の音楽性から変化したように感じますか?
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こうや(Gt/Cho):
バンドの全体の方向性は変わっていないと思いますが、その時々で興味のあること、ハマっているサウンドを取り入れることが多いので、作品毎の変化は意識しています。僕はライブハウスで働いているんですけど、そこで耳にした新しいサウンドや要素からインスピレーションを受けて、衝動的に曲を作ることもありますし。
- こうやさんの音楽的志向や興味などはどのようにメンバーと共有しているのでしょうか。
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こうや(Gt/Cho):
僕のアイディアをただ投げるのではなく、ボーカルのなるおが歌いたい曲や興味のあるサウンドとすり合わせて作っていきます。基本的に制作する前に、なるおに最近聴いている音楽をプレイリストとして共有してもらう。それを聴いた上で、ふたりの考えやアイディアを上手く落とし込める方向性を決めます。
- では、なるおさんはどのように音楽をディグったり、もしくはどのような物事からインスピレーションを受けることが多いですか?
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なるおさやか(Vo):
ストリーミング・サービスのプレイリストやYouTubeの関連動画で出会う新しい音楽だったり、あと最近はTikTokもよく見ていて。そこで流行っている音楽などもチェックしています。去年はNiziU経由でK-POPにハマりましたし、基本的に世間で流行っている新しい音楽に飛びつきます。なので、私が送るプレイリストは毎回かなりジャンルがバラバラだと思います(笑)。
- こうやさんとなるおさんのやり取りを中心に制作していくというスタイルは結成当時から?
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こうや(Gt/Cho):
最初はメンバー全員で作詞作曲とかもやってみたんですけど、結果として定着せず、結構初期の段階から今のやり方に落ち着いていますね。
- 結成当時と比べて、メンバーそれぞれの役割、立ち位置などは変化したと思いますか?
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こうや(Gt/Cho):
変化というか、それぞれ最適なポジションがわかってきたという感じがします。ベースのゆうだは最近ライブの音作りを担当してくれますし。
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ゆうだ(Ba):
サウンド・チェックで全体のバランスをみています。
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しゅんさん(Dr):
僕はバンドの事務的な部分を担当しています。オファーの連絡だったりお金の精算だったり。レコーディング・スタジオを抑えるのも僕で、そのスケジュールに合わせてこうやが曲を作ってくるというのがお決まりのパターンです。
- 別のインタビューでも拝見しました。〆切を他の人に決めてもらった方がやりやすかったり?
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こうや(Gt/Cho):
〆切がないと僕、やらないんです……(笑)。
些細な物事でも心が大きく動くようになった
- バンドの曲作りのプロセスについて、もう少し教えて下さい。こうやさんがスタジオに持ってきたデモを元に、みんなで肉付けしていくというパターンが多いのでしょうか。
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しゅんさん(Dr):
そうですね。ほぼほぼフルコーラスできた状態で持ってきてくれることが多いので、それを僕とゆうだのリズム隊で揉んで。その日のうちに即レコーディングしてしまうこともよくあります。
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こうや(Gt/Cho):
今日のレコーディングもそんな感じだったよね(笑)。
- 作詞面はいかがでしょう? 基本的にこうやさんとなるおさんが手がけてらっしゃいますよね。
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なるおさやか(Vo):
曲によって色々なパターンがあって。こうやさんが作ってくれたデモ・トラックを聴いてパッとテーマなどが思いつくこともあったり、サビだけどちらかが作ったり。前作『Sensation』に入っている「Fancy Time」という曲だと、もともと「“Fancy Time”という単語を使ってほしい」ってこうやさんから言われていたので、そこから私が膨らませていきましたし。
- 2人でテーマや物語を共有しつつ、臨機応変に書き分けている?
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なるおさやか(Vo):
いや、そこまで綿密に話し合うことはあまりなくて。1曲の中でお互いが違うことを思い描いていても、最終的には上手くハマるんですよね。
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こうや(Gt/Cho):
うん。軽く「これってどういう歌詞なの?」って聞くこともあるんですけど、それを汲み取ったりはあまりしないかも。お互いなんとなくのフィーリングだけ共有していて、あとはそれぞれが自由に書いてることが多いです。
- 昨年はコロナ禍でバンドを取り巻く環境も大きく変化してしまったのではないでしょうか。改めて、2020年はバンドにとってどんな1年だったかを教えてもらえますか。
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こうや(Gt/Cho):
ライブができないならレコーディングしちゃえっていう感じで。制作に重きを置いて、作品を配信中心で頻繁に曲をリリースしたんですけど、ファンのみなさんも喜んでくれたみたいで。曲を作って世に出すというのは大事なんだなと、当たり前のことを痛感しました。Apple Musicでバナー出してもらえたり、再生数やリスナー数など、自分たちで目に見える成長が嬉しかったですね。
- ライブができないフラストレーションなどは?
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しゅんさん(Dr):
やっぱりこうやが一番悶々してたよね。
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こうや(Gt/Cho):
そうかもしれない。コロナ禍でライブハウスもまともに営業できなくなって。僕の場合、ライブハウスに行かないとインプットできないんですよ。それでも曲を作らなければいけない。そういった部分で苦しいなと思ったことはありました。
- そういった環境に応じて、インプットの方法を変えたり?
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こうや(Gt/Cho):
いや、これといってスタイルは変わっていないと思います。ただ、インプットが極端に減ったが故に、今までだったら見落としてしまっていたような些細な物事だったり、日常のふとした瞬間をきっかけに曲を作れるようになった。外出自粛で刺激が少なくて、本当に小さい出来事が起こっただけでも心が大きく揺れ動くようになったんですよね。
その時々の自分たちを切り取る
- 2ndアルバム『Sensation』からおよそ3ヶ月という短いスパンでのリリースとなりますが、今回のニュー・シングルにはテーマやコンセプトなどはありますか?
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こうや(Gt/Cho):
今回のシングルに限らずなのですが、衝動的に曲を作ることが多いので、僕らの作品はその時々の自分たちを切り取っているようなイメージなんです。なので、作品全体を通してのテーマやコンセプトは設けていません。もちろん、収録曲のバランスを考えて制作したりはしますが。
- 個人的に今作はこれまで以上にウェルメイドなポップ・ソングといった印象を受けました。ストリングスやブラスの使い方も、これまで以上に洗練されているなと。
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こうや(Gt/Cho):
これまではDAWソフトにデフォルトで入っている音色を使うことが多かったのですが、実は今作から新しいソフト・シンセを導入したんです。これを機会にちゃんと勉強もしましたし。正直、高いシンセを使うとこんなに変わるのかって自分でも感動しました(笑)。
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しゅんさん(Dr):
垢抜けたというか、聴きやすくなったよね。あと、新しいシンセを入れたからなのか、こうやのPCがとんでもなく熱くなってて笑いました(笑)。
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こうや(Gt/Cho):
限界まで攻めているので(笑)。ただ、まだまだ伸びしろはあると感じていて。僕らの曲はもっともっとよくなるはずです。
- 今作に収録されている3曲はどのようにして生まれたのでしょうか。
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こうや(Gt/Cho):
実は「ファンタジー」は結成して半年くらいのときに、初めて開催したリリース・イベントで披露していた曲なんです。「そういえばめっちゃいい曲ストックしてたよな」って思い出したのと、それを今の自分たちでリメイクしたら、すごい曲になるんじゃないかって思って、手を付けることにしました。結果、Bメロとサビ以外はガラッと作り直しましたが。
- エヴァーグリーンな王道のポップスという感じですよね。
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こうや(Gt/Cho):
この曲は“どポップ”な作品にしたくて。捻くれた要素や予想を裏切るような展開は敢えて入れないように心がけました。
- 歌詞はいかがでしょう。明るいしポジティブなんだけど、底抜けにハッピーな感じではない。しっかりと現実を見ているというか。
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こうや(Gt/Cho):
元々は僕の拙い恋愛の歌詞を乗せていたのですが、曲と一緒にガラッと書き換えました。あまりマイナスなことを書くのは好きじゃないので、コロナ禍で世の中暗いけど、前を向いていけるような内容を意識しています。ただ、おっしゃる通りポジティブなんだけど、それと同時にコロナ禍で感じた自分の無力感なども表出していると思います。
- では2曲目の「テトラポット」は?
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こうや(Gt/Cho):
個人的にここ1年くらい70〜80年代のシティポップをよく聴いていて。そういった古き良き時代のポップスと、今っぽいサウンドを融合させたいというアイディアから生まれた楽曲です。この曲の歌詞もまさにその当時僕が感じていたこと、考えていたことで。ちょっとファンタジーというか、ロマンチックな内容になっていますよね。
- <テトラポットに乗って 君だけに 会いに行けたなら>という一節は、コロナ禍で人と思うように会えない、多くの人が抱えているであろうそんなフラストレーションともリンクするようです。
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こうや(Gt/Cho):
ありがとうございます。コロナ禍だから、車とか自転車じゃなく、<テトラポットに乗って>というちょっとあり得ない表現が出てきたのかなとも思います。単純に僕が海が好きというのも大きいのですが(笑)。
- 最後は一番メロウな「a room」。
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なるおさやか(Vo):
この曲は私がメロディと歌詞を書きました。私は勝手にこうやさんのことをライバル視していて、「私も曲を作る!」と言いつつ2年くらい何も出せていなくて。長い年月を経て、ようやく腹を括って出したのがこの曲です。結局かなりアレンジは変えてもらったんですけど(笑)。
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こうや(Gt/Cho):
すごいシンプルなデモが送られてきました(笑)。ただ、夜の街を歩いてるような、しっとりとした雰囲気はデモの段階から感じられて。それを受けて僕なりにアレンジしていきました。
- 歌詞はいかがですか?
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なるおさやか(Vo):
1stアルバム(『SWEET! SWEET? SWEET!』)収録の「Petrichor」という曲があるんですけど、その続編を書きたいと思って。「Petrichor」は私の友人の恋愛の始まりを描いたんです。ただ、最近別れてしまったので、今回はそういったことも反映させた、少し切ない内容の歌詞を書きました。
ポップ・ミュージック = 多くの人に寄り添う音楽
- 今後についてのお話を聞かせてください。2021年、POP ART TOWNはどのように動いていく予定ですか?
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しゅんさん(Dr):
今年も配信でどんどん曲を発表していきたいなと考えています。
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こうや(Gt/Cho):
去年は東京でワンマンを開催したんですけど、直近で大阪では初のワンマンを控えています。ライブ面でも徐々にステップアップして、より大きな会場に出演できるようになりたいですし、開催されるのであればフェスにも出演したいですね。
- では、もっと広い視野でみたバンドの展望、夢などはありますか?
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こうや(Gt/Cho):
将来的には、ポップスの代名詞のような存在になりたいです。ポップ・バンドといえば、日本ではPOP ART TOWN、みたいな。
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しゅんさん(Dr):
バンドとして目指す夢はそこだよね。あと、なるおちゃんも素敵な目標を掲げていまして……(笑)。
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なるおさやか(Vo):
大阪城ホールで空宙を飛び回りながら歌いたいです(笑)。乃木坂46が大好きで、ライブ映像などよく観ているのですが、彼女たちのようなエンターテインメント性の高いパフォーマンスをしたい。そのために、日々頑張っております(笑)。
- なるほど(笑)。最後に、POP ART TOWNが考える、定義付ける“ポップ”とは?
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しゅんさん(Dr):
聴いていて、違和感を感じたり、強い引っ掛かりがあるような音楽ではなく、多くの人にスッと馴染むような音楽、ですかね。BGMとして聴き流すこともできるし、時には聴いた人の感情を大きく揺さぶったりもする。そういった振れ幅の広い、色々な可能性を持った音楽がポップスなんじゃないでしょうか
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なるおさやか(Vo):
私がPOP ART TOWNで一番大事にしているのは、様々な人たちの生活や感情に寄り添えるような作品にしたい、ということ。恋愛で悩んでるとき、仕事で疲れたときなど、色々なシーンに寄り添っていきたい。ライブでもそういった意識で歌っています。
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