堂村璃羽【BIG UP! selection 7 Question】

インタビュー

『BIG UP!』を利用している注目アーティストをピックアップして紹介するメールインタビュー企画【BIG UP! selection 7 Questions】。今回は堂村璃羽が登場

Q1. 音楽活動を始めたきっかけは?

最初は吹奏楽からでした。
小学校の時からブラスバンドをしていて、その流れで中学、高校と吹奏楽部に所属しました。
学生生活の中でも、文化祭で全校生の前で歌ったりと、歌うということに関しても
人前に立つことが昔から多かったのもきっかけになっています。

アーティストを志したのは「音楽」という存在を深く考えた日がきっかけでした。
このアーティストが好き、苦手、というのはよくある話ですが、「音楽が嫌い」という人には出会ったことがないんです。
街中、ふと入ったお店、誰かの家、どこでも歩けばスピーカーから音楽は流れ、無意識にも音楽に人々は触れあっています。
そんな全世界に認められた「音楽」という大きな海の中で、自分色の水を垂らしていくとどこまでの人に愛してもらい、どれだけの色を広げていけるのか、それを試したくて始めました。

新曲「幸せな日々」にはどういった想いを込めましたか(歌詞、メロディ、アレンジ面など)

まず2つに共通して言えるのは今までの僕の音楽スタイルから大きく変化した、ということです。
というのも、今までは「誰かの人生」の代弁者に僕自身が憑依して楽曲を制作してきました。
「自己体験から生まれる楽曲」というよりは、他者の経験を元に楽曲を制作し、その楽曲と同じ経験をされている方や、悩んでいる方に寄り添う、そんなスタイルで活動してきました。
そんな中、今回リリースしたこの2曲はどちらも僕自身の体験から生まれたものです。

「幸せな日々」では、まだ音楽で生活できない時の生活を細かく歌詞に起こしました。
いつもは誰かを救うために一人でも多くの方に当てはまる感情を歌詞にしていましたが、この楽曲では、過去の自分の生活をテーマに制作しています。歌詞からもその様子が連想できるかと思います。
いま夢に向かう人々の背中に寄り添うのはもちろんですが、なんでもない日常が幸せだという等身大の人生の良さも、伝われば嬉しいです。

「CHILD RECORD」はタイトルの通り、子供の頃を思い出して制作しました。
その中でも伝えたいのは「納得のいかない日だって素敵な1日」ということです。
雨が降ると気分が落ち込んだり、外に出るのが億劫になる方がたくさんいらっしゃると思います。僕もその1人です。
雨が降ることで水を得て美しい花は育ちます。
紫陽花など良い例ですが、雨の日だからこそ、より美しく目に映る花もたくさんあります。
「通り雨だっていっそ決めつけたらいい。もし答えが違っても少しは歩める気がする」と歌詞にもあるように、何においてもネガティブな思考より、結果は違えどポジティブに感じることが
美しい自分の未来に直結していく気がするんです。
だからこそ、例え今生きる日々が雨模様でも、いつかは晴れる。
そうやって1日1日を歩んでほしい、そんな想いを込めました。

新曲「幸せな日々」について、どのように制作は進んでいきましたか?

「幸せな日々」は最初、1コーラスだけしか完成していませんでした。
あれくんという下積み時代からずっと歩んできた先輩にギターを弾いていただき制作した楽曲です。
その1コーラスがすごく反響が良かったことをきっかけにすぐにフルバージョンの制作に取り掛かりました。
そこでビートメイカーの「noteReal」君を迎えて、2番からはドラムも入ってきたり、電車のシーンでは電車の音を入れたりと、遊び心もある楽曲に仕上げていきました。
この楽曲は「幸せな日々だ」と言い聞かせているような1面も持ちたかったので、どことなく切ない気持ちになるようにすごくこだわりました。

「CHILD RECORD」も同じビートメイカーのnoteReal君のビートで制作しています。
子供の声を入れたビートをある日、「どうですか」と送ってくれました。その時にとても衝撃を受けました。
ビートを聴きながら自分が書きたい楽曲がどんどん浮かんできてその日に制作が終わりました(笑)
後日、新しいマイクが届いたので録音はやり直したりはしていますが、メロディや歌詞は
その衝動のまま制作に移りましたね。
イントロに入ってるポワーンとした音色、それはもともとなかったんですが、音色・メロディを指定してボイスメモで送って付け加えてもらいました。
もっと懐かしく、もっと懐かしく、それをイントロで感じられるように制作したお気に入りの1曲です。

最近聴いている音楽や行ったライブがあれば教えてください。

日本語ラップはもともとずっと聴いているのでそちらと、懐メロをよく聴いていますね。
というのもプロデューサーにももっといろんなジャンルを聴いてみてねと言ってもらってたので、いろんなジャンルを聴いていく中で、懐メロにハマりました。
生まれた時代はもっと昔なのに、今でも日本中に、なんなら世界でも愛されている楽曲って本当に奇跡のように素晴らしいので、自分もこんな伝説の楽曲を残したい、と刺激を受けています。
一見シンプルに聴こえても、絶妙なタイミングでの自分では思い浮かばないメロディや、
ストレートかつシンプルなのにありきたりじゃないし、すごくグッとくる歌詞に毎日刺激をうけ勉強しています。
ライブはたくさん行く人間ではないのですが、1番記憶に残っているのはYOASOBIさんの東京ドーム公演です。
楽曲が素敵でボーカルのikuraさんの歌唱力がすごいのは元々知っていたんですが、東京ドームとはいえここまですごい演出ができるんだ、と感動した記憶が今も鮮明に残っています。
ライブのテーマを一貫させながらも、楽曲ごとでのステージ演出など、自分も将来はこれくらいこだわり抜いた演出をしているアーティストになりたいと思いました。

最近ハマっていることを教えてください。

最近、免許を取得したのでドライブにハマってます。
映画「すずめの戸締り」で懐メロが流れるドライブシーンがあるんですがまるでそれを再現するかのようにドライブしてる日もあります(笑)
首都高は怖いのでまだ片手で数えるほどしか乗っていませんが、いつかは余裕の表情で乗りこなしたいですね。

お気に入りの機材は何ですか?

最近ゲットしたNEUMAN M149Tubeです!
とてつもなく高価なマイクでずっと迷っていましたが、とうとう迎えることができました!
音質に感動しっぱなしでレコーディングが本当に楽しいです。
今作はどちらもそのマイクで録音しています。
これからもこのマイクだからこそ生み出せる楽曲をどんどん制作していきます!

今後のリリースやライブなど予定を分かる範囲で教えてください。

実は今作も4曲入りでリリース予定だったんですが、僕の喉や体調の問題で2曲入りになりました。
なのでほか2曲も近いうちにリリース予定です!

ライブは6月15日に財部亮治さんと大阪2マンライブがあります。
そのあとはまだ告知はしていませんが、大きなライブも開催予定です!
ぜひSNSをチェックしてください!


【RELEASE INFORMATION】

堂村璃羽「幸せな日々」
2025年6月4日(水)配信リリース

▼各種ストリーミングURL
https://big-up.style/musics/310381

外部リンク
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