INIMILE【BIG UP! selection 7 Questions】

インタビュー

『BIG UP!』を利用している注目アーティストをピックアップして紹介するメールインタビュー企画【BIG UP! selection 7 Questions】。今回はINIMILEが登場

Q1. 音楽活動を始めたきっかけは?

物心つく前から母の影響で、音楽教室に通っていて、そこで弦楽器以外のほとんどの楽器に触れさせてもらったのが、一番最初のきっかけです。
14歳あたりから自発的にダンスを習いに福岡のダンススクールへと通い出し、そこでの環境で更にブラックミュージックにハマっていきました。同時期からトラックメイクと映像制作に興味を持ち出し、他人には聴かせられないけど作り始めてました。笑
その後、音楽(ここではダンス科を専攻)が学べる高専に進学させてもらい、トラックメイクをやっている友達と出会い、放課後うちで一緒にセッションして遊び始めたのが、後に本格的に音楽をやっていき、自身の楽曲だけでなく、楽曲提供も行っていくきっかけになりました。
卒業後すぐに上京し、ダンスのお仕事を通して、たくさんの経験をさせてもらいながら、徐々にアーティストへと転換していき今に至ります。

Q2. 新曲「Slow Emotion」にはどんな想いを込めましたか?(歌詞・メロディ・アレンジ)

“Slow Emotion”は”Slow motion”と”Emotion”の造語で、恋が持つ”スローモーションな感情”をテーマに描きました。
恋愛関係だけでは括れないのですが、相手との時間を過ごしていくにつれ、相手のことをゆっくりと知れていく、徐々に湧き上がってきて感じ得ることのできる新鮮で大切な想いを、歌詞に落とし込みました。「思う」という歌詞が序盤から何度か出てくるのですが、後半のBrige(Cメロ)になると「想う」に変化していって、相手への感情が徐々に強まっていってるのも日本語ならではの表現の幅を見せることができてお気に入りな箇所です。
メロディ面では、日常のどんな場面にも馴染める、そんな一曲にしたく、普段よりキーを下げて、あまり音程を動かさずスムースに、聴きやすさを重視して制作しました。

Q3. 「Slow Emotion」はどのように制作が進みましたか?

制作に着工したのは昨年(2024年)の6月ごろだったと思います。
最初は、タイプビートを見つけてメロディが溢れるように浮かんできたので、トップライン(メロディ)は1日で作りきったのですが、そこから歌詞にものすごく苦戦したのを覚えています、、(笑)。
トップラインはいつも宇宙語で作ることが多いのですが、その宇宙語についてくる英語っぽい子音や母音の発音だったり、ニュアンスだったりのグルーヴ感を崩さないように、一言一句パズルをはめていくようにゆっくり書き進めていきました。

そこから、前作「BE HONEST」でもアレンジを担当してくれた福岡のプロデューサーmee mee meeに連絡して、デモを作ってもらいました。それが昨年の10月くらい。BE HONESTの制作よりSlow Emotionの方が先に着工したのを覚えています。

その頃はまだデビューして半年とかで、持ち曲も少なかったので、このデモをセトリに組み込んで、そこから今年の9月くらいまで約1年ほどデモ音源でライブしていました。
オールシーズン聴いてもらえるような楽曲だとは思うのですが、個人的な感覚で秋〜冬にかけて特にマッチする曲だと思っていて、一年リリースを寝かせた感じです。

リリースが決まってからも、再度トップラインやリリックをブラッシュアップしたり、トラックも僕の想像している音に何度もmee mee meeが優しく一緒にトライしてくれて、1年半かけてようやく納得する作品になったこと心から嬉しいです。そして、導いてくれた方に感謝です。

Q4. 最近聴いている音楽や行ったライブがあれば教えてください。

特定のアーティストを聴き続けることは、あまりないのですが(というよりあまりしていない)、新譜をチェックしつつ、この季節というのもあり「Jodeci」や「Music Soulchild」、「Destiny’s Child」など90’s〜00’sのR&Bを聴き返したりしています。

Q5. 最近ハマっていることを教えてください。

ライブやフェスなど現場に足を運ぶことです。
もちろん、自分もライブをする一人として他のアーティストから刺激をもらい、学びに行くという目的でもありますが、何より現場でしか味わえない音楽がオーディエンスと一体化し可視化される空気感というか、今の自分の制作に生きる発見があります。
知り合いと近況をシェアしてアウトプットしたり、そこでの新しい出会いがその後一緒に何かする仲になったりとポジティブなあの空間が好きです。

Q6.お気に入りの機材は何ですか?

年始あたりに知り合いから購入し譲り受け、迎え入れたADAM AUDIOの T5Vです。
以前までは、YAMAHAの定番モニタースピーカーHS5だったのですが、ADAMになってから僕の好きな鳴り感で音に個性があり、トラックメイクなど普段の制作が一段と楽しくなりました。

Q7.今後のリリースやライブなど予定を分かる範囲で教えてください。

「GOODBYE25」
日時:12月13日(土)OPEN 23:00 CLOSE 5:00
会場 : 恵比寿BATICA
DOOR ¥3,000 / ADV ¥2,500
※写真付き身分証をお持ちの上お越しください。

「LUSTRO Wednesday」
日時:12月17日(水)OPEN 23:00
会場 : HARLEM BX CAFE
25:00まで¥500/1D
25:00以降は女性¥1,000/1D、男性¥3,000/1D
※写真付き身分証をお持ちの上お越しください。

「mood」
日時 : 12月28日(日)OPEN 23:00
会場 : ORD 代官山

Day time
前売り ¥4,500
当日 ¥5,000

Night time
Door ¥3,500
Discount ¥3,000
※1ドリンク代別途必要
※写真付き身分証をお持ちの上お越しください。


【PROFILE】

INIMILE(イニミレ)
2002年生まれのR&Bシンガー/プロデューサー/コンポーザー/ダンサー/コレオグラファー。

幼少期から音楽をしていた母のもとで英才教育を受け、数々の楽器に触れる機会に恵まれる。10代前半からダンスを通じて洗練された感性とトラックメイクの経験を基に、独自の音楽スタイルを確立。現在ではシンガーとしてだけでなく、多くのアーティストへの楽曲提供も行うなど総合的なクリエイティビティを自己完結できる稀有なマルチアーティストへと成長した。

BTSのバックダンサーとしての経験を持ち、Kvi Baba「I Like It」をはじめとするアーティストへの振付/パフォーマンスディレクションを手掛けるなど、ダンスの分野でも高く評価されている。
楽曲制作から振付、アートワーク、映像のディレクションセルフプロデュースで一貫して担当するクリエイティビティは国内外から注目を集めている。

2024年のデビュー以降、「BORDER LINE」「Day N Night」「BE HONEST」などが、TBSラジオ、LOVE FM、ZIP-FMなどでオンエアされ、KBCラジオでは”MUSIC SPLASH”に選出されパワープレイされるなど、次世代R&Bアーティストとして確かな存在感を示している。


【RELEASE INFORMATION】

INIMILE「Slow Emotion」
2025年11月19日(水)配信リリース

▼各種ストリーミングURL

外部リンク
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