Crab 蟹 Club【BIG UP! selection 7 Questions】
インタビュー
『BIG UP!』を利用している注目アーティストをピックアップして紹介するメールインタビュー企画【BIG UP! selection 7 Questions】。今回はCrab 蟹 Clubが登場
Q1. アーティスト名の由来を教えてください。
深い意味はなく、引っかかりや覚えてもらいやすさを重視して付けました。生き物の名前を英語と日本語で繰り返したら面白いんじゃないか、という安易な発想からいくつか候補が出て、その中でいちばん響きも見た目もよかったのが「Crab 蟹 Club」でした。徹夜明けのマクドナルドで、寝ぼけた脳みそで捻り出したことを覚えています。
ふざけているようで、一度見たら印象に残りますし、自分たちらしい違和感も併せ持った名前だなと思っています。結果的に、名前がきっかけで興味を持ってもらえることも多くて、この名前にしてよかったな、と思います。
Q2. バンド結成・音楽活動を始めたきっかけは?
大学の軽音学部で出会ったメンバーで結成しました。コピーバンドが中心の部活でしたが、僕が「卒業制作みたいな感覚で一度オリジナル曲を作ってみよう」と思い立って組んだのがCrab 蟹 Clubです。そこから2020年頃に本格的にオリジナル曲を作り始めて、卒業制作で終えるつもりが思っていた以上に楽しくて、そのまま活動が続いてきました。
Q3. 影響を受けたアーティスト・音楽的ルーツを教えてください。
最初に大きな衝撃を受けたのは、中学生の時にRADWIMPSのアルバム「絶体絶命」に出会ったときでした。それまでは全く音楽を聴いてこなかったので、こんなかっこいい音がこの世にあるんだな、と驚きました。同時期にボーカロイドの曲も聴くようになって、特にトーマさん、じんさん、wowakaさんの楽曲は今でも自分の中の大きなルーツです。Crab 蟹 Clubの楽曲が持つ疾走感や展開の多さ、言葉の乗せ方には、その影響がかなりあると思っています。
一方で、大学在学中にコピーバンドをやる中で、オルタナやインディーズのバンドにも強く影響を受けました。なので、好きな音楽のルーツはインターネットにありつつも、作り方のルーツはバンドにある、という整理がしっくりきます。
Q4.最近ハマっていることを教えてください。
ランニングしながらアニメを見ることです。1年ほど前にランニングマシーンを買ってから、季節を問わず走るようになりました。もともとは運動不足解消のつもりで始めたのですが、今ではすっかり生活の一部になっています。走っている間は余計なことを考えずに済むので、1日の中で最も集中できる時間かもしれないです。集中しているからか、見ているアニメから曲作りのヒントをもらうことも多いです。作品の空気感や展開、言葉のニュアンス等、そこかしこにインスピレーションの種があって、制作においても無くてはならない時間です。
Q5. 新曲「接続」にはどういった想いを込めましたか(歌詞、メロディ、アレンジ面など)
「接続」は、現代人にとって当たり前になっている“インターネットとの繋がり”をテーマにした曲です。
インターネット、中でもSNSを介した他人や情報との接続は、今や生活の一部であり、誰もがほとんど無意識に行っていることだと思います。
そこには便利さや、誰かと繋がっている安心感といった果実がある一方で、嘘や見栄、バイアスのかかった思想、果てには誹謗中傷などに晒される危険性も孕んでいます。
現実世界で五感が受け取るよりもずっと極端でカオスな情報が、過剰なまでに流れ込んでくるインターネットと、いかに適切な距離を取るか。
そのバランス感覚をみんなが持って、インターネットが誰しもありのまま楽しめる“もう一つの現実世界”みたいになれば良いな、という願いを込めて(皮肉たっぷりに)歌詞を書きました。
Q6. ご自身のライブでのセトリや演出など、こだわりがあれば教えてください。
Crab 蟹 Clubの最大の強みは曲の世界観だと思っているので、限りある演奏時間の中で、それをどれだけ表現できるかを常に意識しています。
セトリ、曲と曲の繋ぎ方、MCで話す言葉、その一つ一つがCrab 蟹 Clubのライブを形作る大切な部品で、それを丁寧に組み立てていくことで初めて、楽曲の持つ物語や情景がはっきり見えるライブになると考えています。
もちろん、ワンマンライブや自主企画であれば演奏時間も長く、必然的に演出にもじっくりこだわれるし、世界観を深く、忠実に表現することができる。けれど、たとえ対バンやサーキットの30分間でも、工夫次第でカニクラワールドを作り上げることは可能だと信じているし、少しでも完成形に近づけられるよう、毎回試行錯誤しています。
イベントごとの雰囲気を意識しながらも、僕たちの出番を切り取れば、そこには間違いなくCrab 蟹 Clubの世界が完成している。いつでもそんなライブを目指しています。
今回のツアーから登場演出も刷新して、我ながらさらに見応えのあるステージングになったと思います。こだわりにこだわり抜いたCrab 蟹 Clubのライブ、ぜひ生で観ていただきたいです。
Q7. ツアー「再接続」大阪編への意気込みや、今後の展望・目標を教えてください。
「再接続」というツアータイトルには色々な意味を込めていますが、一番大きいのは、久しぶりの自主企画を通して、改めてファンの方々とのつながりを確かめたい、という思いです。
僕たちCrab 蟹 Clubは、昨年末にレーベルを離れ、体制が大きく変わったのですが、その少し前から、音楽との向き合い方が定まらない時期が続いていました。自分は何のために音楽をやっているのか、どんな曲を作りたいのか、それを誰にどう受け取ってほしいのか、そんな迷いがどんどん大きくなっていました。そんな中でセルフプロデュース体制に移り、信頼できる仲間たちと一緒に再始動できたこと、そして東京編で実際にお客さんと再会できたことで、切れかけていた音楽との関係がもう一度つながり始めているような、まさに「再接続」している感覚がありました。「再接続」は、音楽を通じて得た様々なつながりを集めて作り上げる、集大成のようなツアーだと思っています。
4月26日(日)の大阪編、生まれ変わったCrab 蟹 Clubの音を、ぜひライブで浴びにきてください。
【RELEASE INFORMATION】
Crab 蟹 Club「接続」
2026年4月1日(水)配信リリース
▼各種ストリーミングURL
https://big-up.style/xZRpjZ0cDH
【Artist Profile】
Crab 蟹 Club(クラブ カニ クラブ)は、KumoHana(Vo./Gt.)、房治郎(Gt.)、ナガオカ(Ba.)、龍登(Dr.)からなる4人組覆面バンド。2021年に突如音楽シーンに現れ、ソーシャルメディア由来の感性を背景に、エッジなサウンドと、諦念や焦燥をにじませるメロディー、物語性のある歌詞世界で独自の支持を広げてきた。2024年2月には下北沢Flowers LOFTで初のワンマンライブ『幾星霜』を開催。その後も自主企画『蟹 ba リズム』、1st LIVE TOUR『惑星間航行』などを通じてライブ活動を本格化させている。音源・映像・ストーリー・ライブを横断しながら、一つの濃密な作品世界を立ち上げていくことを真骨頂とする。
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