INIMILE シングル「Keep Moving On」【BIG UP! selection 6 Questions】

インタビュー

『BIG UP!』を利用している注目アーティストをピックアップして紹介するメールインタビュー企画【BIG UP! selection 6 Questions】。今回はINIMILEがシングル「Keep Moving On」について答えます。

Q1. 「Keep Moving On」というタイトルにはどんな想いが込められていますか?

“立ち止まらずに前へ進んでいく”というシンプルなメッセージを込めました。

東京だけに限った話ではないんですが、東京の夜って眠らないと言われるじゃないですか。なんで毎夜多くの人が音の鳴る場所に集まって、お酒を交わしながら踊ったり、会話を交わしているんだろうと考えることがあって。
日常を過ごしていると、人に囲まれているはずなのに孤独を感じたり、自分の居場所がわからなくなったりする瞬間があると思うんです。東京は特に、人が多いからこそ感じる孤独や疎外感がどこかある気がしていて。

でも同時に、みんなそれぞれ何かを抱えながら、その孤独を少しでも埋めてくれる誰かや場所を求めて集まっているようにも見えるんです。

この曲は、そんな光景を俯瞰で見つめながら生まれた曲になっています。顔も名前も知らない誰かと同じ音楽の上で時間を共有しながら、お互いに孤独を抱えたままでも少しだけ前を向いていく。そんな儚さと解放感を表現しました。

「Keep Moving On」という言葉は、誰かに向けたメッセージであると同時に、自分自身に向けた言葉でもあります。

Q2. 1st EP『SINGULARITY』の先行シングルとして、「Keep Moving On」はどんな役割を持つ楽曲ですか?

「SINGULARITY」への入り口となる楽曲です。
夜の街を歩きながら少しずつ景色が変わっていくように、疾走感のあるサウンド感も含めて、この曲をきっかけにリスナーのみなさんがEPの世界へ入っていけるようなイメージをイメージしました。
EPの中でも、最初の扉を開くような役割を持った一曲だと思っています。

あと、単曲でも楽しんでもらえるんですが、EPをイントロから通して聴いてもらうことで、また違った景色や物語が見えてくるような構成になっているので、ぜひ作品全体を通して体験してもらえたら嬉しいです。

Q3. 楽曲制作はどのように進みましたか?制作の中で印象に残っていることがあれば教えてください。

Sam is OhmくんとはINIMILEの活動を始める前からの知り合いで、いつかご一緒したいと思っていました。
ちょうど昨年末くらいのEP制作を始めるタイミングでイベントで再会して、その場で「一緒に何かやりたいですね」と話したことがきっかけでした。

最初はニュージャックスウィングっぽい楽曲をやりたいと伝えていたんですが、セッションに入るまでに気が変わってきて、もっと今の自分がやりたい形を探していくようになって、結果的に違う方向へ進んでいきました。(笑)

そこから何度かSam is Ohmくんのスタジオにお邪魔して、セッションを重ねながら楽曲を作っていきました。
まずはアイデアをどんどん出して、そこから細かくブラッシュアップしていく制作フローだったんですが、BPMを上げてみたり、コード進行を変えてみたり、とにかく最後まで試行錯誤してもらって、Sam is Ohmくんには感謝しかないです。

特に印象に残っているのは、自分の中にあった2つのイメージがリンクできた瞬間です。ゴリゴリのベースラインが鳴るミニマルなグルーヴ感と、サビで一気に視界が開けるような解放感。その両方を共存させたかったんですが、Sam is Ohmくんの提案でそれがうまく噛み合った時は感動しました。

その過程はすごく実験的で大変でもあったんですが、それ以上に純粋に音楽を作る楽しさを改めて感じられた時間だったと思います。

Q4. 「Keep Moving On」を通して、今のINIMILEがリスナーに届けたいメッセージは何ですか?

何か明確な答えやメッセージを伝えたいというよりは、東京の夜の中にある感情や空気感をそのまま切り取れたらと思っていました。

みんなそれぞれが孤独や寂しさと向き合う中で、それを誰かに話すわけでもなく、夜の街に出たり、音楽を聴いたりしながら過ごしている。

だから聴いてくれた人が、自分自身の夜や記憶を重ね合わせながら、少しだけ心が軽くなったり、前を向くきっかけになれたら嬉しいですね。

Q5. ダンサー・振付師としても活動されていますが、音楽制作やパフォーマンスにどのような影響を与えていますか?

ダンサー・コレオグラファーとしても活動していることは、音楽制作や僕のアーティスト性にもすごく影響していると思います。

もちろん振付を考える時もそうなんですが、曲を聴く時にまず身体がどう反応するかを大事にしています。リズムの気持ち良さだったり、グルーヴだったり、身体が自然と反応してしまうような音楽にすごく惹かれます。
だから曲を作る時も、トップラインや歌詞だけではなくて、この音で身体はどう動くかという視点は常に自然と持っている気がします。

特に今回の曲は、ドラムのパターンやハメの感覚みたいな部分もSam is Ohmくんに意識してリクエストしました。Sam is Ohmくんも元ダンサーなので、すぐに理解してもらえたのが嬉しかったですね。(笑)

逆に、ダンスを通して音楽の細かいニュアンスや間の取り方にも敏感になったと思います。自分の中では音楽とダンスは切り離せない関係で、ひとつの表現として繋がっています。

Q6.今後、INIMILEとして挑戦していきたい表現や活動があれば教えてください。

今後は音楽だけではなく、ダンスやビジュアル面も含めて、より立体的に自分の世界観を表現していきたいと思っています。

僕自身、音楽を作る時も景色や空気感から発想することが多いので、その世界を音だけではなく、身体表現や映像表現も通して伝えていけたらと思っています。
それと、EPがリリースされたのちに、いろんなアーティストさんやダンサーさんなどとコラボレーションして、交わる機会も持ちたいと思っています!

まだまだ挑戦したいことはたくさんありますが、ジャンルや形式に縛られず、自分らしい表現を追求していきたいですね。


【PROFILE】

INIMILE(イニミレ)

23歳のR&Bシンガーソングライター/プロデューサー。2024年のデビュー以降、プレイリストやメディアでの露出を増やし、シーン内で急速に存在感を高めている。シンガーとしての活動にとどまらず、ダンサー、コンポーザー、トラックメイカーとしても活動し、ジャンルを横断する表現力で注目を集める。スムースな歌声と繊細な感情表現を武器に、次世代R&Bシーンを担う存在として期待されている。


【RELEASE INFORMATION】

INIMILE「Keep Move On」
2026年06月03日(水)配信リリース

▼各種ストリーミングURL

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