Maika Loubté「鋼の馬」【BIG UP! selection 7 Questions】

インタビュー

『BIG UP!』を利用している注目アーティストをピックアップして紹介するメールインタビュー企画【BIG UP! selection 7 Questions】。今回はMaika Loubtéが登場

Q1. 新曲「鋼の馬」の制作のきっかけは何ですか?

数年前、ピアノ弾き語りのライブをやった日の帰り道でした。車の中でテクノを爆音で鳴らしていたら、さっきまでの生身の演奏とくらべて、そのビートがまるで鉄でできているみたいに聞こえて・・・それが本当に心強かったのでした。マシンのPlayボタンを押しさえすれば走り出してくれる強いビートに、ヒーリングのような要素まで感じて、そのとき「鉄の馬に乗ってるみたいな気分だな」と思いました。自分の意志で走らせて無双していくような、そういう強い気持ちから最初のデモが生まれました。その”鉄”が、のちに”鋼”になりました。

Q2. 新曲「鋼の馬」にはどういった想いを込めましたか?

コントロールする側とコントロールされる側の逆転。当たり前だと思っているシステムの中の主従関係が、ふとしたきっかけで反転すること。何かを信じ抜いた人が行動した先に、思わぬ形でゲームチェンジが起こることがあるのかもしれない。そういう漠然としたビジョンを、音楽を全曲担当させていただいた映画『本当にあった話(の話)』の物語から感じ取っていました。その中で主題歌の「鋼の馬」には、「ゲームチェンジを起こした世界の先にある景色を、一緒に見に行こうよ!」という想いを込めています。

Q3. 新曲「鋼の馬」はどのように制作が進んでいきましたか?

最初にいいデモができて、そこからSountriveさんにビートトラックをお願いしたり、はじめはあくまでも音楽家同士の遊びが中心にあるコミュニケーションベースで進んでいました。歌詞を書き始めたころに映画音楽のお話をいただき、脚本を読ませていただいて「これは、劇伴と一本の線で繋げた主題歌にしたらぴったりかもしれない」と感じて。監督に提案させてもらったところ快諾いただけて、そこから一気に仕上げていきました。

Q4. 新曲「鋼の馬」を制作していく中で印象的だったことはありますか?

後半に歌詞の朗読があるのですが、今回、朗読の世界の奥深さを感じるレコーディングになりました。はじめはその部分に誰かゲストを招く案があったのですが、結果的に、自分ひとりが独白する形での朗読パートに。ところが、何度か録音を試したものの「なんかちがう」となり。テイクを重ねていく中で「演じていない、もっともリアルな自分」で言葉を読む必要があるということに気がつきました。YouTubeで谷川俊太郎さんご自身が詩の朗読をされている動画を見て研究したりしながら、納得のいくまでテイクを重ねました。

Q5. 新曲「鋼の馬」の注目してほしいポイントがあれば教えてください。

ミュージックビデオと、そこに登場するビデオゲーム。それと、歌詞でしょうか・・・3つ、地続きで繋がるディープな世界を作りました。ジャケットに写っている馬と少女の人形も、同じ世界の住人です。でも、まずは気軽に楽しんでもらえたら嬉しいです!

Q6. 制作してみたい楽曲のイメージや新たに挑戦してみたいことがあれば教えてください。

空気を取り込んだ電子音楽。無機質な音の強さと、生演奏の間、その場の空気や湿度みたいなものが同居しているもの。模索中です。

Q7. 今後のリリースやライブなど予定を分かる範囲で教えてください。

この秋は、10月2日に映画『本当にあった話(の話)』の公開があります。そして「鋼」と名のつく曲が、前作『House of Holy Banana』を含めて、この秋いくつか点在していきます。線になっていく様子を楽しんでいただけたら嬉しいです。ライブも、秋から冬にかけて各地でお会いできる可能性が……! 待っていてもらえたら嬉しいです。


【RELEASE INFORMATION】

Maika Loubté「鋼の馬」
2026年8月26日(水)配信リリース

▼各種ストリーミングURL
https://big-up.style/xZRpjZ0cDH


【Artist Profile】

Maika Loubté(マイカ・ルブテ)
音楽家。幼少期から十代までを日本・パリ・香港で過ごし、現在は東京を拠点に活動。エレクトロニックミュージックを基軸に、ジャンルを横断した音楽制作とライブ活動を行っている

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