プレイリスター大注目の新しい才能:Vid Thë Kid
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毎週火曜日早朝更新で、Spotify公式プレイリスト『キラキラポップ:ジャパン』を担当しておる音楽コンシェルジュのふくりゅうです。プレイリストを選曲する人=プレイリスターです。毎週、ジャンルや年代を超えて“キラキラポップ”なナンバーを50曲キュレーションしています。
プレイリストとは、“リスナーが出会いたいけどまだ出会えてない好きな音楽とをマッチングするメディア”だと思っています。雑誌やラジオ、テレビ番組、WEBメディアと地続きなものだと思っています。
Spotifyのプレイリストの面白さを一言で言えば、ただ曲を集めたリストではなく“聴ける音楽カタログとして再構築”されていることにあると思います。音楽をジャンル、シチュエーション別に、初心者向け、中級者向け、コア向けなどいくつかのバージョンに分けつつほぼ毎週更新で提案することで、プレイリストをメディア風に整頓してくれています。さらに、楽曲やプレイリストの再生回数やフォロワー数を表示するなどオープン化することで人気の可視化にも繋がります。TOPカバーがどんなアーティストがセレクトされているか、1曲目がどんな曲なのかというところに選曲者の意図が垣間見れます。
10月29日(火)更新の『キラキラポップ:ジャパン』のTOPカバー&1曲目はVid Thë Kid(ビッド・ザ・キッド)でした。
Vid Thë Kidとは、昨年末結成の超絶フレッシュな新しい才能です。女性ヴォーカリストKylieと男性のトラックメーカーkokiと、Mixcloud内Trap,Mashupチャート等て上位に入る実力を持つDJ ibukiによる3人組ユニット。現在、配信やストリーミングサービスにて8曲をリリースしています。CDはまだ出していません。
Vid Thë Kidとは、今年行われたSpotifyイベントにオーディエンスとして遊びに来ていた際に出会いました。その後、運よく結成後2回目のライブを観ることができたのですがヴォーカルの声の素晴らしさ、時代にジャストなサウンドの構築っぷりに胸を鷲掴みされました。夏には、わたくし主催のライブイベントにも出演してもらったのですが、自らのオリジナル曲を軸としながらもアッパーなDJプレイを織り交ぜたり、フロア大盛り上がりなクイーン「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のカバーをされたり、オーディエンスを楽しませてくれる要注目のニューカマーです。
先日、J-WAVEの人気番組『TOKIO HOT100』にコメンテーターとして出演した時にも語らせていただいたのですが、歌詞は、英語多めなのですがアーティストならではの表現における葛藤を書かれていてグサっときました。YouTubeが新人アーティスト向けに実施しているStarter Kitというミュージックビデオ作成プログラムにも選ばれミュージックビデオの制作をサポートされていたり、2019年要注目のインディペンデントに活躍するアーティストです。それこそ、2020年にはストリーミングサービスによって扉が開かれた海外音楽シーンと同時代的に盛り上がれる逸材になるのではと期待しています。
Vid Thë Kid 公式サイト
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