シニカルに世間を捉える4×4=16の言葉

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は4×4=16をご紹介します。

表現と書くことへのこだわり

昨年6月より、カンノアキオのソロプロジェクトとして動き始めた4×4=16。以前と比べポップな空気は薄れ、よりオルタナティブかつエッジになっている印象だ。落語ラップや会話ラップなど、独自の色を濃く発している。

そんな彼の根底にあるのは、“表現”に対する飽くなき執念。寄席や舞台に足しげく通い、自身の楽曲やライブに惜しみなく反映している。
また、「SOMEOFTHEM」というメディアの運営や、noteでの嘘ブログ更新など“書くこと”への執着も強い。日ごろから頭のなかにあるものを言葉にする癖がついているからこそ、音に乗せたときにベストマッチなリリックを生み出せるのではないだろうか。

最近配信が始まった「Dreaming of SHIBAHAMA」は、古典落語の「芝浦」をモチーフにした1曲だ。主人公をだらしない魚屋の男でなく、人気ヒップホップクルーのモブに置きかえて紡がれた歌詞は現代的かつシニカル。日ごろから落語にもなじみ深い彼だからこそ創れた楽曲になってるといっても過言ではないだろう。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・R-指定
・韻踏合組合
・Moment Joon
・GOMESS