Wolufyが息を吹きこむ、温度のあるエレクトロポップ

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は Wolufy をご紹介します。

対話で紡がれる音楽

2018年8月始動の新世代ポッププロジェクトWolufyは、KOHDY(ex.austines)とREN(fish in water project)のユニットだ。狼を彷彿させる名前から鋭い音楽を想像するかもしれないが、彼らの奏でる音は穏やか優しい。

Wolufyが創りあげるのは、血の通ったエレクトロサウンド。ともすると無機質になりがちな電子音楽に、彼らは温かい息を吹きこんでいく。
思わず引きこまれてしまうメロディーラインに浮遊感のある音作りは、Wolufyを語るうえで欠かせない要素のひとつ。しかし、このプロジェクトが“個人のものではない”ということも大きなポイントだと思うのだ。
音楽を作る人がふたりいるからこそ、関係が生まれお互いの息遣いを気にするようになる。それゆえの対話が、Wolufyの音をより心地よくしているのではないだろうか。

先日リリースされた「WHITE」も、ふたりの呼吸を感じることができる1曲だ。熱のあるサウンドが、歌詞の切なさをより鮮明に描きだす。センチメンタルが増すこれからの季節に、寄り添ってくれること間違いなしだろう。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・シロクロミーアキャット
・揺らぎ
・fish in water project
・softsurf