思いを丁寧に言語化する、Leinaの紡ぐリリック

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はLeinaをご紹介します。

思春期と向き合って

がなり声でないにも関わらず、引っかかりのある特徴的な声は耳の奥に留まって何度も反響し続ける。その歌声の持ち主は、Leina。14歳のシンガーソングライターだ。

中学生であることを忘れるウエットボイスが特徴的だが、「人生2度目なのでは」と疑いたくなる深い歌詞も魅力のひとつ。思春期真っ只中を生きる彼女、感じることも考えることもたくさんあるだろう。多くの人はモヤモヤとそれを抱えるだけで、言葉にすることが難しい。Leinaが優れているのは、目まぐるしく変わりゆく感情と真っ向から向き合って言語化できる点だ。“エモい”で済ませてしまいそうな思い一つひとつに、しっかりと息を吹き込んでいく。

先日リリースされた『Crying memories』は、彼女のデビューシングル。“愛に溺れて”、“手放すなら嫌いにさせてよ”と並ぶリリックは、人生を重ねた大人のほうが響くかもしれない。未知なる可能性を秘めた彼女を青田買いするなら今ではないだろうか。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・YUI
・aimer
・milet
・みゆな