或る感覚が鳴らす、キャッチーとエッジの両立

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は或る感覚をご紹介します。

尖っているのに聴きやすく

2018年にはELLEGARDENが再始動し、2019年にはNUMBER GIRLが再結成された。ひと昔前は“解散”と聞くと「もう一生、復活はしないんだ…」と絶望したものだが、最近は彼らの動きにより一筋の光が刺してきたように思う。“解散”とは、解けて散っていくだけで消滅するわけではないのだと。

2019年10月の「BANAFES2019」で復活した或る感覚も、多くの人に希望の光を刺したバンドだろう。ボーカルの立花は解散時に「必ず帰ってきます」と言葉を寄せていただが、本当に帰ってきたのだ。戻ってきたのだ。

サイケデリックとキャッチーを絶妙なバランスで両立させてしまうのが、或る感覚の持ち味。尖っているのに聴きやすく、単純にかっこいい。その音楽性は、立花の人間性そのものと言ってもいいかもしれない。義理と人情を大切する温かさがありながら、自分の信念を決して曲げることはしないのだ。

先日配信開始された『ナチュラル/初夏のピラニア/ロマンティック・アルカイダ』は、2013年にリリースされオリコンインディーズウィークリーチャートにて1位を獲得した作品。「もう解散しない」そう宣言した彼らは、留まることをしらないだろう。合流するなら今のうちだ。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・アルカラ
・NUMBER GIRL
・The Cheserasera
・climbgrow