アフター5クリエイター、Chemical Volumeが生み出す王道ポップス

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は Chemical Volume をご紹介します。

宅録から世界へ

新年度まで3ヶ月を切ったこの時期、卒業を控えた学生ミュージシャンは自分の進路に迷っていることだろう。就職をするしないだけでなく、音楽を続けるか見切りをつけるか。そんな状況の渦中にいる若者には、ぜひChemical Volumeというユニットに出会ってほしい。

彼らは地方都市でサラリーマンをしながら音楽を作っている宅録ユニットだ。筆舌すべきは、その圧倒的なクオリティである。90年代の懐かしい香りを漂わせながら、現代でもスルッと聴ける王道ポップス。洗練されたサウンドやフレーズごとの緻密な構成は、“○○のパクリ”のような二番煎じっぽさを決して感じさせない。
V6やELTに楽曲提供をしているのだから、その実力はお墨付き。しかも、アフター5と土日祝を制作に充てているのだから、サラリーマンだからいい音楽を作れないなんてことはないのだと思わざるを得ないだろう。

先日配信が開始された「レインボー」は、1月8日にモナレコードよりリリースされるミニアルバム『SCENE』に収録されるナンバー。以前、ELTに提供した楽曲のセルフカバーとなっている。同じ曲といえど、アレンジはガラッと変わっているので、違う作品として楽しんでいただけるはずだ。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・槇原敬之
・スピッツ
・POPS研究会
・Ghost like girlfriend