久留米サウンド響く、0と1の間の歌謡ロック
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は0と1の間をご紹介します。
チェッカーズがいたから
音楽やバンドを始める理由は人それぞれだが、そのきっかけに好きなアーティストの存在をあげる人は少なくないだろう。しかし、今の若い世代がチェッカーズの名前をあげることは、少し珍しいことだと思うのだ。福岡を拠点に活動する0と1の間は音楽を始めたきっかけを尋ねられ「久留米にチェッカーズがいたから」と答えた。
実際に彼らの楽曲も、その香りを強く放つ。チェッカーズの初期楽曲は「懐かしくも新しい歌謡ロック」がコンセプトとなのだが、これは0と1の間の音楽性を表すのにもピタリとハマるのだ。
不良っぽいトゲトゲしたリリックとグループサウンズの尾を引く音づくりは、久留米の血筋を感じさせる。彼らにとっては無意識かもしれないが、その土地に根付いたマインドや音は知らず知らずのうちに引き継がれているのかもしれない。
先日配信が開始された『感情性ロジック』は、彼らにとって初めての音源。タイトルにもなった「感情性ロジック」と飛び跳ねるようなリズムの「ダンスパブリック」が収録されている。歌謡曲調のメロディーラインが好きな人には刺さるのではないだろうか。
●こんなアーティストが好きな人におすすめ●
・トライセラトップス
・Sound Schedule
・GOING UNDER GROUND
・LUNKHEAD