必要とする人のために歌う、endorfishの哀愁ロック

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！ 今回はendorfishをご紹介します。

生活と音楽を愛するバンド

ひと昔は“バンドマン”と聞くと、みんながみんな武道館を目指しているようなイメージがあった。しかし最近は、バンドや音楽との関わりかたも多様化している気がする。岩手県盛岡市を拠点に活動するendorfishも、そんなバンドのひとつなのではないだろうか。

endorfishのドラムボーカルを務める岩部は、スノークのドラマーでもあり一般企業の会社員だ。普通の生活をしながらも音楽を愛し、バンドを続けている。“有名でなければ意味がない”以外の価値観もあるからこそ、彼らは音楽を続けているのだと思うのだ。
だからなのか、endorfishの音楽は哀愁深く優しい。ひとりでも必要としてくれる人がいるなら歌い続ける、というような覚悟がにじみ出ているのである。

先日配信された「ハチミツとアルコール」は、4月に発売予定のミニアルバム『landscope』より先行配信された1曲。内なるエモーショナルさがじわじわと広がるバラードは、間奏のギターソロで泣かせにくるからズルい。大切な人へそっと思いを馳せる優しい歌声に耳を傾けてほしい。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・ストレイテナー
・椿屋四重奏
・ACIDMAN
・tacica