いくつもの面で魅せる、坂田穂乃花の表現力
PICK UPアーティスト
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は坂田穂乃花をご紹介します。
タイトル
人というのは、多様な面を持っている。誰かの前では天使でも誰かの前では悪魔だったり。多くの場合ではひとつの場面につきひとつの見えかたが一般的だが、坂田穂乃花はステージ上でいろいろな表情を覗かせる。
彼女の表現はグラデーションだ。1曲ごとに具体的な視座があり、作品が連なることによって、物語や人物像を鮮やかに描き出す。“嬉しい”という感情を切り取っても、“ただ嬉しい”のか“だけど切ない”のか。シンプルに表せない感情を曲調や声色で繊細に掬い上げていく。だからこそ坂田の歌は、空想の誰かの歌ではなく自分ごとの音楽としてとらえることができるのである。
先日配信が開始された『愛と毒』は、昨年末にリリースされた作品。既存曲のほか、新曲4曲を加えた意欲作となっている。全女子にささげたいリアルな1枚だ。
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・阿部真央
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