万人に向けて仕掛ける、REGOLITHの日本語ラップ

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はREGOLITHをご紹介します。

次のヒップホップシーンを担う

BAD HOPやTohjiの台頭により、熱が高まりつつあるラップシーン。かつてKICK THE CAN CREWやRIP SLYMEが一時代を築いたように、ラップという歌唱法がメインストリームに定着する日もそう遠くないかもしれない。そんなタイミングに、マスとアンダーグラウンドを繋ぎ、ヒップホップシーンを盛り上げようと奔走するアーティストこそREGOLITHである。

彼はBuzz Bratsのメンバーとしても活動するラッパーだ。地域に根付いたヒップホップというカルチャーにおいて、出身地は人物を物語るピースのひとつになりうるが、REGOLITHが東京都出身というのは音楽を聴いていて腑に落ちる。清潔感のある雰囲気に洗練されたリリックセンスは、都会さが滲みでているのだろう。
また、日本語ラップにこだわりが強いのもREGOLITHの特徴のひとつ。日本語だからこその言葉の強さやフロウ、ライムの面白さを追求している歌詞は、聴けば聴くほぼ癖になる。

先日配信された『御伽ノ国』は、現実逃避の欲望をいろいろな切り口で吐き出した1枚。REGOLITHが繰り出す多様なフロウのアプローチに、ぜひ触れて欲しい。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・SALU
・踊FootWorks
・Novel Core
・百足