Manhole New Worldが紡ぐ、ロマンティックな物語

PICK UPアーティスト

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はManhole New Worldをご紹介します。

ドラマチックに音を重ねて

2019年5月より活動を始めたSEQUOiAに、前身があったことはご存じだろうか。そのバンドこそ、2019年4月に解散したManhole New Worldなのである。

2010年に結成し一度解散をしたものの、2013年には再始動しアグレッシブなインストゥルメンタルロックを鳴らしてきた彼ら。2018年には「りんご音楽祭」や「FUJI ROCK FESTIVAL」にも出演し、「いよいよこれから…」という時期の解散は周囲を驚かせた。
そんなManhole New Worldの特徴は、歌が入っていないことが全く気にならない目ロディックな楽曲展開だ。“インスト”と聞くとBGMで流せそうな害のないものを想像してしまいがちだが、彼らは飛び切りに攻撃的である。次々に流れ変わっていくメロディー、動き続けていく景色は劇的で美しい。“ニューロマンティックオーケストラ”のテーマに恥じない音を鳴らしているのだ。

先日配信が開始された『なぜ蓋は丸いのか』は、2014年にリリースされた1stミニアルバム。パーカッションメンバーがいるからこそできる多彩なサウンドメイクは、現在でも色あせることがない。改めて聞き直したい1枚だ。

●こんなアーティストが好きな人におすすめ●

・YELLOW MAGIC ORCHESTRA
・Rega
・fox capture plan
・ichikoro